- メルマガで稼ぐには「手段を1つに絞る」ことが大切です。
- 潜在的な顧客層をいかに集められるか、購買意欲を高められるかがポイント。
- 普段から発信する媒体やメルマガで「ブランディング」しておくことは重要。
今回のテーマは『メルマガで稼ぐポイントを理解しよう』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
わたしがメルマガを始めたとき「まったく稼げない」という状況が1年近く続きました。以前のわたしと同じで、メルマガやってるけど稼げたことがない。こういう人って多いと思います。
でも、メルマガの性質とか仕組みをしっかり理解すれば、ちゃんと利益を上げられるようになるので安心を。
- 登録者:約1,000人
- 開封率:平均50〜60%
- 運用歴:約4年(2018.2〜)
ここまで、試行錯誤しながらメルマガを続けてきたら、稼ぐために必要なポイントを見つけることができました。それが以下の4つです。
- メルマガで稼ぐ仕組みを理解する
- 顧客になりそうな読者を集める
- 読者の購買意欲を高める
- ブランディングをする
ということで今回は、メルマガで稼げるようになる4つのポイントについて、詳しく解説していきます。
また、メルマガの書き方などの基礎については『メルマガの始め方と賢い運用法』でしっかり解説しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
稼ぐ方法を1つに絞ってメルマガを書く
メルマガで収入を得ていく方法は、大きく分けて4つ。以下のような方法を使えば、メルマガで稼ぐことができます。
そして、これらの方法の中から1つに絞ることが重要。それぞれ戦略が異なるので。
- アフィリエイトをする
- 商品・サービスを売る
- 有料メルマガを発行する
- 号外メルマガを発行する
「号外メルマガ」と「有料メルマガ」で収入を得る方法については上級者編なので、ここでは簡単に触れるだけに留めておきます。
この2つを簡単に説明すると、以下の感じ。
- 読者から「購読料」をもらって配信(月額制など)
- 有料でも読んでくれる読者を集めるのが難しい
- 自分のメルマガで「他人のメルマガ」を紹介すること
- 紹介する対価として「紹介料」をもらう仕組み
メルマガで稼げてないなら、まずは「アフィリエイト」や「商品やサービス販売」などに取り組んでいくといいです。固定ファンが増えてきたら「有料メルマガ」を配信したり「オンラインサロン」のようなコミュニティを作るのもあり。
『なぜメルマガは収入になるのか』では個人でも行えるメルマガのマネタイズ方法を解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
とにかく最初は、なにかと手間がかからない「アフィリエイトで稼ぐ」のが初心者にはおすすめ。
メルマガでアフィリエイトをする
自分には売る商品やサービスがない、という人は「アフィリエイト」をやりましょう。多くの人は「アフィリエイト=ブログ」というイメージをもっていますが、メルマガでもアフィリエイトはできます。
ちなみに、アフィリエイトとは企業の商品やサービスを紹介して、それが売れれば「紹介報酬」をもらうという仕組みです。アマゾンの商品を紹介するのもOK。
また『メルマガで副業するなら代行か自動化』でも解説していますが、メルマガは売る商品さえあれば「収益を自動化」することができます。だから副業にも向いているんです。
とはいえ、アフィリエイトにもデメリットはあります。
- 商品自体に魅力がないと一切売れない
- 売り上げのすべてが収益にはならない
アフィリエイトの場合、いくら紹介の仕方がうまくても商品自体に魅力がなければ、まったく売れないです。だから商品選びはとても大切。また、売り上げの一部を報酬としてもらう仕組みなので「売り上げ=収益」とはなりません。
それでも、アフィリエイトには「魅力的なメリット」がいくつもあります。
- アフターフォローなど手間がかからない
- 時間をかけず手軽に始められる
- 様々な商品を紹介できる
アフィリエイト最大のメリットは、手間や時間をかけずに始められること。自分で商品を作ったりとか、アフターフォローをしたりする必要がないので、初心者でも気軽に始められます。
まずは、以下の大手3社ASPには登録しましょう(無料)。
また、メルマガアフィリエイトの始め方や商品選びのコツなどを『メルマガアフィリエイトのやり方』で詳しく解説しています。アフィリエイトを始めたい人は、ぜひこちらもご覧ください。
自分で作った商品やサービスを販売する
すでに自分の商品やサービスがあれば、それらをメルマガで販売するのもあり。こういったオリジナルの商品やサービスは「売り上げ=利益」になるので、とても効率よくメルマガで稼ぐことができます。
しかも、アフィリエイトと違って「販売のやり方に制限がない」から、アイデアと実行力次第で大きく収益化することが可能です。
- YouTubeなどの動画を使ってみる
- 購入特典やプレゼントをつける
- 期間限定にして割引をする etc
わたし自身も商品やサービスを作ったら、こういった方法を使いながらメルマガで販売をしています。
ちなみに『メルマガで利益をアップさせる5つのコツ』で解説しているように、メルマガで販売をするときは「カード決済機能」の有無は大きく売り上げを左右します。
以下の配信スタンドは、カード決済機能を含めて多機能にもかかわらず「リーズナブル」な料金設定だからおすすめです。
メール配信スタンド | 特徴 |
マイスピー(MyASP) | ★イチオシ!多機能で使いやすく、クレジットカード決済機能、LINE連携機能もあり。お試しプランあり |
メール商人 | おすすめ!30日の無料お試し期間あり(全機能の利用可)。全プランでメール配信は無制限。オンラインによる個別相談会あり |
※タップして横スクロールで全部見れます
これらの配信スタンドについて『メルマガ配信スタンドおすすめ7選+配信スタンドの選び方』でも詳しく紹介しているので、クレジットカード決済を導入したい人は参考にしてみてください。
読者数だけでなく開封率やクリック率も上げる
ここからは、メルマガで収入をアップしていくために「最も大切なこと」をことをお伝えします。ぜひ、以下の公式を覚えておいてください。
- メルマガ読者数×メール開封率×リンクのクリック率
この「読者数・開封率・クリック率」という3項目の数値をアップすることができれば、メルマガでの収入も増えていきます。この中でも開封率とクリック率はとくに重要。
では、どうすれば各項目の数値をアップさせられるのか?
質の高いメルマガ読者を増やす
まず、メルマガ読者数を増やすには「とにかく登録してもらうこと、さらに解除されないこと」がとても大切です。でも数さえ集めれば稼げるというわけではありません。
つまり、しっかりメルマガを読んでくれる「質の高い読者」を増やしていくことが、メルマガでの利益アップに繋がります。以下に挙げたコツは、読者集めの一例です。
- メルマガ以外でも普段から情報発信をしておく
- 登録したいと思うような「登録ページ」を作る
- 登録する手間をなるべく減らす(入力項目など)
- 定期的にメルマガ配信をして「解除率」を下げる
- プレゼント目的の人には登録してもらわない etc
また、メルマガの読者を増やしていくには「普段からの情報発信」がとても重要。ブログだけでなく、SNS、YouTubeなどでも積極的に発信していきましょう。
ちなみに、ブログとメルマガはとても相性が良いので、メルマガで稼ぎたいなら『稼げるメルマガリストをブログから集める方法』で解説している3つのコツ使って、質の高いメルマガリストを増やしていくといいです。
そして、読者を集めながら「メルマガを読んでもらう」ことにも注力していきます。これは、開封率やクリック率を上げること。
メルマガの開封率を上げる
いくら長文を書こうが、価値ある情報を載せようが、読者ニーズに応えられる内容だろうが、メルマガ読者が「メールを開封しなければ」意味がありません。
ですから、以下の2つを意識して「メルマガの開封率」を上げていきましょう。
- 「メルマガの件名」を工夫する
- 「配信者のブランド」を高める
今すぐにでも対策できるのが「メルマガの件名(タイトル)」です。メルマガの反応が悪いと感じたら、タイトルを見直してみましょう。
ちなみに、次の2つのメールが受信ボックスに入っていたら、どちらを読みたくなりますか?
- メルマガで稼ぐ方法を教えます
- 「これは大切な話です!」メルマガで稼ぐには【ある公式】を覚えるだけでした
漠然としたメールの件名だと「見向きしてくれない」ことを、ぜひ覚えておいてください。読者のメールボックスには、他のメルマガもたくさん入っているので。
また、メールのタイトルを工夫していきながら、あとは配信者の「ブランド力」を高めていきましょう。
- 配信者の認知度
- 配信者の信頼性
- 配信者の人間性
上記のことを意識しながら「配信者のブランド」を高めておけば、メルマガ読者は「配信者の名前を見ただけで」メールを開封してくれるようになります。自分の好きな人からメールが届いたら、即開封しますよね。
こんな感じで、あなたからメルマガが届いたら「無条件で読む」という状況になれば、メルマガの収益も確実に伸びていくんです。
ここで紹介した以外にも、わたしの経験上、開封率を上げる方法はいくつかあります。それらについては『メルマガの開封率を上げる5つのポイント』で解説しているので、こちらも併せてご覧ください。
商品リンクのクリック率を上げる
メルマガで稼ぐために一番重要なのが、もちろん読者に商品やサービスを「買ってもらう」こと。そのために、商品やサービスのリンクを「クリック」してもらわなければなりません。
基本的には、以下の流れで商品が売れていきます。メルマガの場合。
- メルマガが読まれる
- 商品リンクがクリックされる
- 商品が購入してもらえる
商品の良し悪しは置いといて、まずは商品リンクを「いかにクリックしてもらうか」が、メルマガで稼げるか稼げないかの分かれ目。
そして、メルマガを読んでいる人に商品リンクをクリックしてもらうには「商品を紹介するまでの流れ」が大切で、読者のニーズを理解しつつ求められる情報を書いてください。
たとえば、以下のような流れでメルマガを書いていけば、最後まで読んでくれる読者は「リンクをクリック」してくれます。
- 焼き物をするとき、焦げ付かないフライパンってホントに便利ですね
- 油を使った料理って洗うのが面倒。かといって、油を使わないと焦げちゃうし
- でも「フッ素加工」されたフライパンだと、そもそも油が必要ないんですよね
- いま使っているこのフライパン、フッ素加工が長持ちするので1年以上使えてます
- 買い替える必要がないので、普通よりお得なフライパンです
こうやって自然な流れで紹介できれば、すんなりリンクをクリックしてくれます。逆に焦り過ぎて「メルマガの冒頭」でリンクを載せるのだけはやめましょう(読者に嫌われます)。
このように、メルマガの開封率やクリック率ってとても大事なので、常にデータを測定しておくことが肝心。そのためにも、メルマガ配信スタンドの機能をしっかり使いましょう。
わたしが使っている「マイスピー(MyASP)」では、この開封率やクリック率をワンクリックで測定できるので、とても重宝してます。この便利な配信スタンドについては『マイスピーの使用感と機能レビュー』で詳しく紹介しているので、興味がありましたらご覧ください。
読者の「購買意欲」を高めていく
メルマガ読者の「買いたいという気持ち」いわゆる購買意欲を高めていくのも、メルマガで稼ぐためには大切なこと。いくらメルマガを読んでくれても、買いたいと思ってくれないと利益にはならないので。
この購買意欲を高めていくという作業、単発のメルマガ配信だとなかなか難しいです。だから通常、数通のメルマガを配信しながら「読者が買いたくなる」ようにしていきます。たとえば、以下のように。
- 商品を決める
- 機能やメリット
- デメリットや注意点
- 使った感想や口コミ
- 商品を販売
また、ステップメールという仕組みを作っておけば、この一連の流れを「自動化」することができます。メルマガで安定して稼ぐためには、この自動化は必須です。
ちなみに、このステップメールの特徴は、以下のとおり。
- 読者のアクションにより配信スタート
- 数通〜数十通のメルマガを自動で配信
- 設定したスケジュールに合わせて配信
- 読者に情報提供をしながら最後に販売
- メルマガ配信スタンドを利用して配信
ステップメールを作ってしまえば、メールの配信から商品販売までを「すべて自動化」できます。いわゆる「収益の自動化」です。
つまり、メルマガに登録してもらったら自動で数通のメールが配信されていくので、最後に商品紹介するメールを設定しておくだけ。あとはメールがすべて営業をしてくれます。
また、ステップメールを作るときは、以下の7つのコツを意識しましょう。
- 売りたい商品やサービスを決める
- ステップメールの総通数を決める
- 情報提供や価値提供に重きを置く
- 購買意欲を高めることを意識する
- 時事ネタとかトレンドは入れない
- メールごとの間隔を空けすぎない
- とにかく1通目に労力を注ぎ込む
ステップメールというのは、とにかく全体の流れが大切。これらのコツを取り入れながらスムーズに購買意欲を高めていけると、メルマガ読者はよく買ってくれるようになります。
上記に挙げたコツについては『ステップメールの作り方とコツ』で解説しています。ぜひこちらも参考にしてください。
このステップメールを通じて「配信者としての価値」を高めることができると、さらに購入率が高くなります。
配信者や商品のブランディングをする
長期的に安定して稼ぐとか、コストをかけずに稼ぐとか、商品やサービスが一番売れるのは「ブランディング」が構築できたとき。それこそ盲目的に売れていきます。
たとえば、次のようなことってよくありますよね。
- Apple信者はiPhoneが出るたびに買う
- アイドルが宣伝した商品をファンは買う
- 好きな選手が使ってる道具を子供が買う
これって、良い商品だから買うというよりも、企業とか個人に惹かれているから買うという心理。つまり、ブランド力で売れてる証拠です。
なので、メルマガで稼ぎたいとか、利益を得たいというなら、メルマガでもしっかりブランディング戦略を行っていく必要があります。たとえば、こんな目的で。
- メルマガ配信者のブランディング
- 商品やサービスのブランド強化
こうやって、メルマガでブランド戦略をやっていくとき、以下の「3つの視点」を意識するとブランディングしやすいです。
- 機能的価値:性能や機能について
- 感情的価値:好きになってもらう
- イメージ:狙った印象を与える
この3つが達成できたとき、爆発的に売れていきます。びっくりするくらいに。
たとえば「iPhone好き」な人たちって、3つの視点から見ると以下の感じではないでしょうか。Appleって盲目的なファンが多いですから。
- スタイリッシュで使いやすい(機能)
- 持っているだけでカッコいい(感情)
- 革新的であり最先端でもある(イメージ)
つまり、商品の性能とかサービスの内容ばかりをアピールしても、ブランド力はアップしないということ。それ以外の部分もしっかりアピールしつつ、差別化を図っていきましょう。
このあたりについては『メルマガをブランディング戦略に使うときの心得』で詳しく解説しているので、ぜひ一読してメルマガ運営を見直してみてください。
短期爆発と長期継続のマネタイズを組み合わせる
自分の商品やサービスをメルマガで販売するときは、ぜひ「短期的視点」と「長期的視点」で売る仕組みを作ってください。
この両方の視点を持つことで、安定して効率よく稼ぐことができます。
- 「既存の登録者」に対してメルマガで一気に販売(短期的視点)
- 「新規の登録者」へステップメールで販売を自動化(長期的視点)
既存のメルマガ登録者へ販売
新商品とか新サービスができたら、まずは「既存のメルマガ読者」へセールスをしていきましょう。
そのときは、以下のようなテクニックを使えば、より売れやすくなります。
- 先行販売
- 割引価格
- 読者特典
- 期間限定
新発売っていわゆる「お祭り」と同じですから、発売日前から1週間続けて毎日メルマガを配信したり、上記のようなテクニックを使ったり、ちょっとくらい「ゴリ押しセールス」をしても大丈夫です。
普段のメルマガで、読者が求めている価値提供をしっかりできていれば、みんな喜んで買ってくれますよ(メール1通で100万ってことも)。
さらに、新発売のお祭り期間が終わったら、商品やサービスの販売を自動化していきましょう。
新規メルマガ登録者へも販売する
商品やサービスの販売をたった1回で終えてしまうと、ビジネス的にはとても効率が悪いです。なので、以下のような「継続して販売していく」仕組みづくりが必要。
- メルマガに登録してもらう
- 数通のステップメールが送られる
- 最終のステップメールで販売する
先ほど説明した「ステップメール」の仕組みを作っておけば、メルマガでの販売を自動化できます。
メルマガに登録さえしてもらえたら、あとは自動でステップメールが配信されていくので、仕組みさえ作っておけば放置しておいてOK。
- アフィリエイト商品
- 自社商品やサービス
こういったものをステップメールで仕組み化して販売していけば、メルマガでもしっかり稼げるようになっていきます。だから、副業としてやってる人も多い。
「売ろうとし過ぎ」か「売らなさ過ぎ」
メルマガは「PUSH型の媒体」だとよく表現されますが、これは一歩間違えれば「押し売り媒体」だということ。だから、メルマガで稼ぐためには、配信者と読者どちらの意図も理解しつつ「読者ニーズ」を満たすことが重要です。
そして、メルマガ配信者の意図することと、読者の求めていること、この2つのバランスを考えながらメルマガ配信をしていきましょう。
- 配信者の意図:紹介する商品やサービスを買って欲しい
- 読者が求めること:知って得する情報が欲しい(プレミアム感)
これら2つのバランスが崩れたメルマガっていうのは、たいてい「売ろうとし過ぎ」か「売らなさ過ぎ」のどちらかになってることが多いです。
わたしの場合は「売る」と「情報提供」の目安を決めていて、だいたい「売るが1〜2割」で「情報提供が8〜9割」くらいにしています。
- メルマガ10通のうち、セールスメールは1〜2通
- 頻繁にセールスするときは、情報提供9割、商品情報1割
あくまでも目安なので、自分のメルマガ読者の反応(クリック率・開封率・解除率など)を見ながら、情報提供とセールスの割合を調整してください。
ということで、今回紹介してきたポイントを押さえていけば「メルマガで稼げるようになる」ので、1つずつ課題をクリアしていきましょう。
- 公式LINEも連携して使いたい|マイスピー(MyASP)
- 自社アフィリエイト・決済機能を使いたい|マイスピー(MyASP)、メール商人
- 月額料金をなるべく抑えたい|お名前.com メールマーケティング、める配くん、アクセスメール、アスメル
- 無料でお試しをしてみたい|メール商人、ブラストメール、アクセスメール、める配くん