- 日本でもフリーランス人口は増加傾向で、いずれ飽和状態になると予想されています。
- ただ、現在のフリーランスは労働人口の「3割以下」なので、まだ増えすぎではありません。
- フリーランスにとって「Webスキル」は必須、いまのうちに身につけておきましょう。
今回のテーマは『フリーランスが増えすぎる前にWebスキルを覚えておこう』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
Web系フリーランスになって「約5年」が経つんですけど、最近「フリーランスになる人が増えてきたなあ」って思います。
なかには「いまさらフリーランスになっても遅いんじゃないか」って思ってる人もいますが、全然そんなことはありませんよ。
- フリーランス歴:約5年(2017.4〜)
- 主な活動:Webライター、ブロガーなど
- 仕事獲得:ブログ経由、顧客からの紹介
最新のデータを調べてみると、アメリカに比べても日本のフリーランスは数が少ない。まだ増えすぎっていう状態ではないです。
アメリカとの比較はこんな感じ。
- 米国:5,900万人(労働人口の36%)
- 日本:1,577万人(労働人口の22.8%)
おそらく、フリーランスが飽和してくるのは「10年後」くらいからでしょうね。
なので、いまからフリーランスになっても遅くはないですし、せっかくフリーランスになるなら「Webスキル」は身につけておいたほうがいいです。
ということで今回は「フリーランスの現状」とか「Webスキルを覚えるメリット」についてお伝えしていきます。
フリーランス人口は増加している←日米の調査より
フリーランス人口は増えているものの「まだフリーランスが増えすぎだと言えない理由」を、データを見ながら検証していきましょう。
まずは、アメリカと日本のフリーランス人口を比較したデータから。
- 米国:5,900万人(労働人口の36%)
- 日本:1,577万人(労働人口の22.8%)
日本とアメリカでは総人口が違うのでフリーランス人口を単純に比較できませんが、労働人口に対する割合を比べると大きな差があります。
ちなみに、アメリカでは「2027年にフリーランスが50%を超える」と予想されていて、こうなると徐々に飽和してくるのではないでしょうか。
ただ、日本では副業を禁止している会社もまだ多くありますし、フリーランスの割合もアメリカに比べると少ないので、フリーランスが飽和状態になってくるのは「2030年以降」だと思います。
これからフリーランス業界の人気は伸びていく
コロナの影響で在宅ワークの利便さが浸透したこともあり、フリーランス人口が急に増加し始めました。
また、フリーランスの経済規模を見てみると、1つの産業として成り立ちつつあります。こちらも、コロナ以降は急激に拡大しているというデータも。
- 日本:23.8兆円(2021年)
- 米国:約120兆円(2020年)
早期退職や副業解禁などの流れもあるので、もっと伸びていきそうですね。
すでにアメリカでは、フリーランスの地位が確立されているようです。
フリーランスの収入は、一部の主要産業のGDPを上回っています。フリーランスの収入は「1兆ドル近く(米国のGDPの5%に近い)」で、建設や運輸などの産業よりも経済に貢献しており、情報セクターと同等です。熟練したサービスを提供するフリーランサーの収入の中央値は「1時間あたり28ドル」で、米国経済全体の労働者の70%以上を稼いでいます
一方、日本でも近い将来「正社員という働き方はなくなる」という大胆な予測を、厚生労働省が文書で示してます。
2035年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。
日本も2030年代になると「フリーランス全盛期」になっているかもしれませんね。
このときまでには、フリーランスとしての地位を確立しておきたいところ。
- プログラマー
- システムエンジニア
- ゲーム制作
- デザイナー
- イラストレーター
- カメラマン
- 音楽家
- Webライター
- コピーライター
- インストラクター
- コンサルティング
- 占い師
- 投資家 etc
フリーランスとして活躍できる仕事はたくさんあるんですが、なかでも『仕事に困らないWeb系フリーランス5種類!未経験でも始められるしニーズも高いです』で紹介しているような「Web関連」の仕事は、人気があってニーズも高いです。
Web系の仕事じゃなくても、集客とかブランディング、販売促進したりするときに、Webスキルって必要になってきます。
なので、Web関連の勉強をしながら「徐々に」フリーランスとして活動していくのがベストですね。
フリーランスの収入安定にWebスキルは必須
Web関連であろうが、なかろうが、フリーランスとして活動するなら「Webスキル」は必須です。
- 情報発信
- ネット集客
どんな業種のフリーランスであっても、この2つができないとフリーとしては致命的。Webデザイン・動画編集・プログラミングなどは人気がありますね。
ちなみに、20〜40代のフリーランスの大多数が「今後Webスキルを覚えたい」と考えています。
わたしもフリーランスになってからWebに関するスキルを勉強してますが、スキルアップしていくほど安定して仕事ができますし、収入も増えていってます。
それくらいフリーランスにとってWebスキルは「欠かせないもの」なんですよね。
だけどWebスキルは一朝一夕で身につけられるものではないので、勉強を始めるなら「早ければ早いほど」アドバンテージになります。
スキルを身につけて、フリーランスとして活躍しましょう
Webスキルと言っても種類はたくさんあるので、いまの自分に必要なものから勉強していくといいです。
エンジニアを目指していないのにプログラミングを勉強しても意味ないですし、プログラミングができなくてもWebサイトやブログは作れますから。
- Webに関する専門スキル(プログラミング/デザインなど)
- 情報発信スキル(ライティング/デザイン/SNS/YouTubeなど)
- マーケティングスキル(Web広告/集客など)
たとえWeb系の仕事でなくても、情報発信やマーケティングスキルをどんどん勉強しておけば、集客に困ることがなくなります。つまり仕事がなくならない。
とくに、SNS、Webサイト、ブログ、YouTubeなどは、ネット集客に大切な媒体です。
フリーランスになりたいなら、よほど自信がない限り「フリーランス活動に全振り」するのはやめましょう。
まず副業感覚でフリーランスの仕事をしてみる
フリーランスで働いてみたいと思ってるなら、いま大事なのは10年後には迎えるであろう「フリーランス全盛時代」が来る前に挑戦してみること。
とはいえ、何も考えずにフリーランスになっても失敗する確率は高いので、挑戦するなら「収入源を確保」したうえでやるといいです。
- 本業を辞めずに「副業フリーランサー」
- フリーランスで活動しつつアルバイトも
- 育児休暇中に在宅フリーランスをしてみる
こういった感じでフリーランス活動をしているひとも多くて、わたしも軌道に乗るまではアルバイトをしながらフリー活動をしていました。
『40歳を超えて会社を辞めるのが怖い人へ!副業フリーランスで収入アップするのもあり』ではわたしの経験も踏まえつつ、フリーランス活動を軌道に乗せるノウハウについて紹介しています。
クラウドソーシングで案件を探してもOK
フリーランスになって苦労するのが「自分で仕事を見つけてくる」ことで、いわゆる「営業活動」も自分でやらなければなりません。
これが、フリーランスになりたい人が懸念することでもあり、フリーランスで失敗してしまう大きな原因です。
ちなみに「フリーランス白書2020」によると、フリーランスを続けていく課題として「収入がなかなか安定しない」と答えた人が50%を超えています(以下の表も参照に)。
フリーランスを継続するための課題
割合(%) | 課題と感じていること |
55.1% | なかなか収入が安定しない |
36.3% | 経理などの庶務・バックオフィス作業が煩雑 |
32.2% | 社会的信用を得るのが難しい |
24.8% | 自分のスキルが向上しているのか分からない |
22.4% | 仕事がなかなか見つからない |
※タップして横スクロールで全部見れます
もしも、営業活動って苦手だなあと感じているなら、まずは「外注サイト」を使ってみるとよくて、インターネット上で仕事を受注できるので「在宅ワーク」に最適です。
在宅でできる仕事を探すなら、こちらの「クラウドワークス」「クラウディア」「ココナラ」の3つは登録しておきましょう、募集している仕事の種類が豊富です。
あとは、Web系の案件が多い「Bizseek」も手数料が安いからおすすめ。
外注サイトで効率よく仕事をゲットするために「プロフィール」を充実させることも大切で、ブログやYouTube、SNSなどで情報発信をしているとアピール材料になります。
そのあたりは『一人で仕事をしたいけど「収入ゼロ」が怖い!まずは3つのことをやりましょう』で詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。
フリーランスが増えすぎる前に、行動しておこう!
今のところ日本では、フリーランスが飽和状態になってしまうことはありませんし、増えすぎてるという状況でもありません。
むしろ、フリーランスとして活動できる幅が広がってきてるので、収入を増やしたり、活動の場を広げるチャンスだと思います。
- 独立してフリー
- 副業でフリーランサー
- スキマ時間にフリー活動
こんな感じで、色々な選択肢を選べる時代になってきたからこそ、周りがやらないうちに早めに行動しておくことが大切ですね。
本格的にフリーランス活動を始めるまでに、インターネットや書籍を使って「独学」するもよし、オンラインスクールなどを使って「プロに学ぶ」のもよし、とにかく行動を起こすことが大切です。
以下のオンラインスクールは、1〜3ヶ月という短期間でWebスキルを身につけられるリーズナブルなものを厳選しました。
オンラインスクール | 特徴 |
Fammママwebデザイナースクール | Webデザインが学べる「ママ専用」のスクール。1ヶ月間の短期集中コース |
SHElikes | 女性専用。Webデザイン、ライターなど「全20コース」から学びたい放題。無料体験からの受講で「初月無料」 |
デジハク | 副業から転職まで、未経験からでも動画編集が1から学べる。無料相談も受付中(随時) |
クリエイターズジャパン | 動画編集ノウハウを「1ヶ月」で学べる。Adobe製品の操作方法を習得することも可能 |
レバレッジエディット![]() | プロの動画編集を完全再現で学べる業界初のカリキュラム。認定クリエイターになれば定期的に仕事ももらえる |
#106members | Webライターに特化したオンラインスクール。初心者〜上級者まで各種コースあり。お試し受講もOK |
ライタースキル大百科 | Webライティングが学べるサポート付き教材。180日間はメールやLINEで質問し放題 |
DMM MARKETING WEBCAMP | Webマーケティングが学べる。サポート体制が充実しているのが強み |
Wannabe Academy | Webマーケティングの実戦スキルが学べる。転職サポート、学割あり |
コードキャンプ(CodeCamp) | プログラミングスクール「実績No.1」Webデザインコースもあり |
TechAcademy | プログラミングのスキルが最短4週間で身につく。Webデザインや動画編集コースもあり |
DMM WEBCAMP | プログラミング・アプリ開発スキルを最短1ヶ月で修得できる。未経験者率97%以上 |
※タップして横スクロールで全部見れます
上記のオンラインスクールについて『副業にも役立つWebスキルが3ヶ月で習得できるオンラインスクール12校を徹底比較(未経験者でもOK)』でもさらに詳しく紹介しているので、よければ参考にしてください。
いまからでも遅くないので、Webスキルをコツコツ勉強しながらフリーランス飽和状態に備えておきましょう。