- フリーランスで大変なことはいくつもあり、経験も踏まえ7つピックアップしました。
- フリーランスをしていると大変さを感じるものの、もちろん解決策だってあります。
- できれば「副業フリーランス」から始めるのがおすすめです。
今回のテーマは『フリーランスの大変さと解決策』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
フリーランスになって数年経ちますが、楽しいこともあれば、やっぱり「大変だなあ」と思うこともありました。
でも、フリーランスで働く変さはあるものの、それを解決する方法もあるんですよね。
ということで今回は、フリーランスで「大変さを感じる」ことについて、わたしの経験も踏まえながら7つ紹介していきます。もちろん解決策も。
結局のところ、サラリーマンだろうがフリーランスだろうが、大変さを感じるって当たり前のこと。だからその大変さをどうやって解消していくかが重要なんだと思います。
収入が安定しない(大変さ①)
フリーランスで一番大変だと思ったのが、やっぱり「収入面」に関すること。サラリーマンのように安定して給料がもらえるわけではないですから。
内閣官房のフリーランス実態調査によると、59%のフリーランスが「収入が少ない・収入が安定しない」と思っています。頑張ればサラリーマン以上の収入になるチャンスがある反面、収入が不安定というリスクも伴います。
収入が不安定になるだけでなく、以下のような支払いも自分で行わなければなりません。だから「支出の管理」はとても大切です。
- 健康保険料
- 国民年金
- 市県民税
- 所得税
こういったサラリーマン時代なら「給料から天引き」されていたものを、しっかりと把握しておきましょう。この支払いができず、詰んでしまう人が結構います。
だからこそ、フリーランスになるには支出の管理とともに、収入の不安定さにどう対応するかがポイントです。
最低「月10万」の収入源を確保しておく
フリーランスの弱点でもある「収入の不安定さ」を解決するために、安定した収入源を確保しておきましょう。最低でも「月10万円」くらいは、安定収入があると安心です。
間違っても「貯金を切り崩す」という策だけは避けてください。どんどん貯金が減っていって、それこそ精神的によくないので(100万なんてあっという間に無くなります)。
わたしはの場合は、軌道に乗るまで以下のような感じでした。
- 副業としてフリーランスをスタート
- 独立フリーランスをながらアルバイト
いきなりフリーランス一本で生活するよりは「収入源を確保しつつフリーランス活動をする」と、精神的にも落ちついて仕事ができますよ。
また、フリーランスになって後悔しないためにも、安定した収入源をもっておくことは大切です。
営業活動(大変さ②)
フリーランスで仕事をしていくために、避けては通れない道が「営業活動」をすること。自分のスキルをどう売り込むか、これもフリーランになってから大変だと感じたことです。
また、フリーランスを長く続けていくには、とにかく「仕事を得ていく」ことが重要。だって、仕事がなければフリーランスは死活問題ですから。
わたしがフリーランスになって自分を売り込もうとしたとき、とりわけ以下のことを痛感しました。
- 営業だけに集中できない
- 基本的には信用されない
フリーランスになると全ての仕事を「自分一人」でやる必要があるから、営業だけに集中することは不可能です。だから、時間配分だとか効率化ってとても重要。
また、会社や組織などの肩書きがあるわけではないので、フリーランスは基本的に信用されません。そのため、効率よく戦略的に営業をしていくことが大切です。
ポートフォリオをしっかり作ろう
フリーランスにとって、名刺代わりになるのが「ポートフォリオ」です。このポートフォリオとは「自分の実績や作品をアピール」するもので、Webデザイナー、映像制作、アーティストなど、クリエイター関連のフリーランスがよく使います。
とはいえ、クリエイター以外のフリーランスでも、相手からポートフォリオが求められるケースも増えているから、フリーランスには必須のものです。
またポートフォリオには、おもに以下の情報を記載しましょう。そして、必要に応じて情報の取捨選択を。
- 名前あるいはビジネスネーム
- 顔写真(できれば)
- 連絡先(電話やメールなど)
- 自分の発信媒体(SNS/ブログなど)
- スキルや資格(仕事に必要なものだけ)
- 過去の実績や経歴(より具体的だとベスト)
- 自分が作った作品や携わった仕事(注力した点やエピソードも)etc
こういった情報を載せたポートフォリオは、紙媒体で作ってもいいですし、Web上に作っても構いません。フリーランスにおすすめは、WordPressでブログを作ってポートフォリオを載せておく方法です。
しかも、フリーランスにとって「自分のWebサイト」を持っておくことは、ポートフォリオ以外にも仕事をする上でとても大切なので(後述します)。
また、こうやってポートフォリオをしっかり作っておけば、少ない営業活動でも仕事を取れる確率が高くなりますよ。
「情報発信」をサボらない
フリーランスが効率よく営業をするためには、ポートフォリオを作ること以外にも、次のことを意識するといいです。
- 営業はネットにやってもらう
- 仕事や顧客を紹介してもらう
これらができると自分の足で営業する必要がなくなるので、携わっている仕事だけに集中できます。しかも仕事のクオリティも高くなっていくから、さらに仕事が舞い込んでくるという「正のサイクル」に。
こういった好循環を作っていくには、やはり「情報発信」が必要不可欠。SNS、ブログ、YouTubeなどを使って、どんどん発信していきましょう。
なかでも、フリーランスはブログを書くことがとても有益になるので、まずは以下の目的でブログを書いてみましょう。また、ブログはポートフォリオ作りにも使えます。
- 情報発信(ノウハウやお役立ち情報)
- ブランディング(評価を高める)
- 集客/営業(仕事につなげる)
- (ポートフォリオ作り)
自分のブログやWebサイトを作って発信していけば、それを見ている人からの評価や信頼性が高まって、さらに仕事の依頼が来るように。つまり「ネットが営業してくれる」というわけです。
営業をしたくないなら、コツコツと発信していくことがポイント。
人脈作りや人との交流(大変さ③)
これからフリーランスを目指そうと思ってるなら、いまからでも遅くはないので「人との縁」は大切にしましょう。
また「フリーランス白書2020」のデータによると、フリーランスが仕事を見つける経路として「人脈(知人の紹介含む)」が「70%」を超えていて(73.8%)、人との繋がりってフリーランスにとって非常に重要です。
仕事はどのようなところから見つけますか?
- 人脈(知人の紹介含む):73.8%
- 過去・現在の取引先:52.3%
- 自分自身の広告宣伝活動:23.8%
『フリーランス白書2020』より
こういうデータを見てしまうと、フリーランスになるには「人脈を作ったり」とか「社会的交流をしなくちゃ」と思ってしまいます。わたしもフリーランスになったときはそう思ってました。
それでやりがちなのが、異業種交流会とかイベントなどに参加すること。でもこういった方法は、コミュニケーションが超得意じゃない限りは絶対におすすめしません。
というのも、以下のような感じだから。
- ほぼ全員が売り込む気満々
- 隙を作ると売り込まれてしまう
- 仕事に繋がることはほとんどない
見ず知らずの人と初対面でもバリバリとトークができて自分を売り込める人なら参加もありですが、ほとんどの人はその場の雰囲気に圧倒されて終わるので、正直なところ「時間の無駄」です。
わたしは交流会などにも何度か参加しましたが「自分には向いてない」と思ったので、別の方法で人脈作りや交流をしたりしています。
SNSで交流したり、オフ会に参加してみよう
そもそも、興味のない交流会とかイベントに参加するよりも、自分が興味ある人たちと交流するほうが100倍マシ。そこで、以下のことをするのがおすすめ。
- SNSで交流をする
- オフ会に参加する
- オンラインサロンで交流する
経験上、インターネットでもしっかりと人脈作りはできるし、実際わたしのクライアント中にも「一度も会ったことがない」人って、大勢いるんですよ。
いまはオンラインで話せるから、ある程度交流がある人なら実際に会わなくても全然OK(ちゃんと仕事に繋がります)。
もちろん、SNSで交流があるグループや、サロンのオフ会などに参加するのもあり。お互いに共通点なども多いので、とても交流しやすいです(仕事のオファーをもらえることも)。
紹介される人になろう
フリーランスになってぜひ意識してもらいたいのは、やはり「紹介される人になる」ということ。こうなれると仕事には困らなくなります。
もちろん、日頃から情報発信をしたり、グループ内で発言したり、ネット上でも積極的に行動することが大切なんですが、クライアントから別のクライアントを紹介されるようになりましょう。
そのためには、次のことが大切です。
- 納期よりも早く仕事を完了する
- 連絡や報告などは小まめにする
- 予想を上回るクオリティにする
- 複数の提案ができるようにする
- 自分の得意なことを明確にする
- 自分のできることだけを伝える
要するに「紹介される=信用される」っていうことなので、相手から信用されるような行動をするだけ。そうすれば自然と「クライアントから紹介をもらえる人」になれますよ。
しかも、信頼関係があって成り立っている人脈って、長期的に続くし、繋がりも広がっていくし、フリーランスにとっては良いことばかりです。
情報収集(大変さ④)
フリーランスになると「情報収集」がとても大切なんですが、わたしはフリーランスを始めた頃「情報収集の重要さ」にまったく気がついていませんでした。
だって、そもそも時間的にも精神的にもそんな余裕がなかったのが正直なところ(以下の感じで)。
- 情報発信をする
- 営業活動をする
- 受注した仕事をする
こんな感じで目の前のことに手一杯になり過ぎて、情報を集めることに手が回りませんでした。
でも仕事を発注する立場なら、常に「新しい情報をもっている」という人に、仕事をお願いしたいですよね。だからフリーランスで活動するなら、情報収集について手を抜かないようにしましょう。
ポイントを絞って情報を集める
他にもやることがある中で、効率よく情報収集をするためには「ポイントを決めて」情報を調べましょう。たとえば、以下のことだけでもOK。
- 自分のスキルに関すること
- 受注した仕事に関すること
- 社会情勢に関すること
こうやって情報に触れるだけで知識量も増えますし、もちろん情報発信するネタとしても有用です。つまり「インプット→アウトプット」という流れ。
いまは、SNSを使えば手軽に情報収集できますし、ブログやYouTubeを使えばたくさんの情報を得られます。情報収集にも、こういった媒体をうまく利用するといいですよ。
そして、情報収集に慣れてくるとスキルアップのスピードもどんどん速くなっていきます。
継続したスキルアップ(大変さ⑤)
先ほどの情報収集と同じで、自分の「スキルを磨く」ことも時間がないフリーランスにとっては大変な作業。かといって受注した仕事をしているだけでは、スキルアップのスピードは遅いです。
ちなみに、フリーランスをしながらスキルアップするには、以下の方法で学ぶことがほとんど。
- 独学:書籍やネットを使って学ぶ
- プロ:スクールなどで現役プロに学ぶ
- 実践:格安で仕事を受注して量をこなして学ぶ
とはいえ、フリーランスとして活動していくには、同じスキルをもったライバルとの競争に勝っていく必要があります。だからスピード感がとても重要。
もちろん、スキルアップしていくほど収入は増えていくので、やりがいはありますよ。
オンラインスクールだと短期間でスキルアップできる
Web系のフリーランスをしていくなら「オンラインスクール」を利用して、短期間でスキルを磨くのもあり。というのも、現役プロから学べるので、効率よくスキルが身につきます。
もちろん、それなりに費用がかかるので懐具合と相談してから。
でも最近は「リーズナブルに学べる」サービスも増えてきたので、短期間でレベルアップしたい人にはおすすめ!
- 好きな時間に、好きな場所で学べる
- 現役のプロから最新スキルを学べる
- 転職相談や仕事の受注方法を学べる
こういった「メリット」がWeb系のオンラインスクールにはあるので、まずは「無料体験」や「資料請求」をしてみるといいですよ。
事務的な作業(大変さ⑥)
フリーランスで仕事を受注できるようになると、事務処理の作業が増えていきます。これって意外と大変なんですよね。
たとえば以下のこと。
- 契約関係の書類
- 税金関係の書類
- 資料作成
- 確定申告
確定申告などの税務関係については、税理士に依頼するのもあり。もちろん自分で確定申告してもいいです(わたしは自分でやる派)。
また契約書などの手続きが面倒なときは、クラウドソーシングで仕事を受注するのがおすすめ。以下の4サイトは、フリーランスなら登録必須です。
ちなみに、これらは登録無料です。ぜひ登録しておきましょう。
ローンが組みづらい(大変さ⑦)
フリーランスになると収入面での信用はほとんどありません。まとまったお金を必要とするときに、大変さを痛感します。
たとえば、以下のようにローンを組みたいときなど。
- 車のローンを組みたい
- 住宅ローンを組みたい
- 教育ローンを組みたい
- 事業資金を調達したい
このように「高額ローンを組んだり」とか「事業資金を調達」したいとき、社会的信用が低いフリーランスだとローンを組むのが難しくなります。
なので、近い将来ローンを組む予定があるなら、まずは会社を辞める前に「副業フリーランス」を経験するといいですよ。
また、家計を助けるためにパートやアルバイトをするなら、思い切ってフリーランスで活動するのもありだと思います(子育て中のママとかも)。