- 日本でもフリーランス人口は増加傾向で、いずれ飽和状態になると予想されています。
- ただ、現在のフリーランスは労働人口の「3割以下」なので、まだ増えすぎではありません。
- フリーランスにとって「Webスキル」は必須、いまのうちに身につけておきましょう。
今回のテーマは『フリーランスが増えすぎる前にWebスキルを覚えておこう』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
Web系のフリーランスになってから「約6年」経ちますが、最近になって「フリーランスで働く人が増えてきたなあ」という印象があります。
その一方で、いまさら「フリーランスになっても遅いんじゃないか」って、二の足を踏む人もいるようです。
ただ最新のデータを調べてみると、アメリカに比べて日本のフリーランス比率はまだ低く、正直なところ「増えてはいる」ものの「増え過ぎではない」です。
ちなみに、アメリカと日本のフリーランス比率(2021)は以下のようになっています。
- 米国:労働人口の36%
- 日本:労働人口の22.8%
おそらく、フリーランスが飽和してくるのは「10年後」くらいでしょう。こういったデータを見ても、いまからフリーランスを始めても遅くはないです。
そして、フリーランスになるなら「Webスキル」は必須。
ということで今回は「フリーランスの現状」とか「Webスキルを覚えるメリット」についてお伝えしていきます。
こちらの動画ではポイントを詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください(高評価・チャンネル登録お願いします)。
現在、フリーランス人口はどれくらいなのか?
フリーランス人口は増えているものの、まだ「フリーランスが増え過ぎとは言えない理由」を、データを見ながら検証していきましょう。
まずは、アメリカと日本の「フリーランス人口を比較」した以下のデータをご覧ください。
- 米国:5,900万人(労働人口の36%)
- 日本:1,577万人(労働人口の22.8%)※ 2015年との比較では640万人増
日本とアメリカでは総人口が違うので、フリーランス人口については単純比較できませんが、労働人口に対するフリーランス割合を比べると大きな差があります。
ちなみに、アメリカでは「2027年にフリーランスが50%を超える」と予想されていて、こうなると徐々に飽和してくるのではないでしょうか。
ただ、日本では副業を禁止している会社もまだ多くありますし、フリーランスの割合もアメリカに比べると少ないので、フリーランスが飽和状態になってくるのは「2030年以降」だと予想しています。
これからフリーランス業界は伸びていく
ここ数年、コロナの影響で「在宅ワークの利便さ」が広く浸透したこともあり、フリーランス人口が急に増加し始めました。
また、フリーランスの経済規模を見てみると1つの産業としても成り立ちつつあり、以下のデータのようにコロナ以降は急激に拡大しています。
- 米国:約107兆円(2020年)
- 日本:23.8兆円(2021年)※ 2015年との比較では9.2兆円増
また、以下の調査報告があるように、アメリカではすでにフリーランスの地位が確立されているようです。
フリーランスの収入は、一部の主要産業のGDPを上回っています。フリーランスの収入は「1兆ドル近く(米国のGDPの5%に近い)」で、建設や運輸などの産業よりも経済に貢献しており、情報セクターと同等です。熟練したサービスを提供するフリーランサーの収入の中央値は「1時間あたり28ドル」で、米国経済全体の労働者の70%以上を稼いでいます
もちろん、日本でも「早期退職」や「副業解禁」といった流れもあるので、今後はもっとフリーランス業界は伸びていくでしょう。
さらに厚生労働省からは、日本でも近い将来「正社員という働き方はなくなる」という大胆な予測が示されています。
2035年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。
このように、日本も2030年代になると「フリーランス全盛期」になっているでしょうから、今のうちにフリーランスとしての地位を確立しておきたいですね。
また、フリーランスとして活躍できる仕事は以下のようにたくさんありますが、やはり仕事に困らないのはWeb系フリーランス。というのも、Web関連の仕事はニーズがとくに高いからです。
- プログラマー
- システムエンジニア
- ゲーム制作
- デザイナー
- イラストレーター
- カメラマン
- 音楽家
- Webライター
- コピーライター
- インストラクター
- コンサルティング
- 占い師
- 投資家 etc
たとえWeb系の仕事ではなくても、フリーランスには「集客・販売」さらには「ブランディング」といったことが必須で、それにはWebスキルが重要になります。
というのも、いまの時代「インターネットによる情報発信」は欠かせないからです。
これからフリーランスを始めたい人は、Webスキルの勉強をしながら「徐々に」フリーランスとして活動していきましょう。
フリーランスの収入安定にWebスキルは必須
繰り返しになりますが、Web関連の仕事であろうが、無かろうが、フリーランスとして活動するなら「Webスキル」は身につけておきましょう。
というのも、いかなる業種のフリーランスであっても、以下の2つができないと致命的だからです。
- 情報発信
- ネット集客/販売
以下のデータが示すとおり、20〜40代のフリーランスの大多数が「今後Webスキルを覚えたい」と考えていて、Webデザイン・動画編集・プログラミングなどは人気があります。
- プログラミング
- 動画撮影・編集
- WEBデザイン
わたしもフリーランスになってからWeb関連のスキルを勉強していますが、スキルアップしていくほど安定して仕事ができますし、収入も右肩上がりに増えています。
それくらいフリーランスにとってWebスキルは「欠かせないもの」です。
だけど、Webスキルは一朝一夕で身につけられるものではないので、勉強を始めるなら「早ければ早いほど」アドバンテージになります。
フリーランスにとっての必須スキルとは
Webスキルと言っても種類はたくさんあるので、現在の自分にとって必要なものから勉強を始めるといいです。
たとえば、エンジニアを目指していないのにプログラミングを勉強しても意味がありません。たとえプログラミングができなくても、Webサイトやブログは作れますから。
また、フリーランスとして身につけておきたいスキルには、以下のものがあります。
- Webに関する専門スキル(プログラミング/デザインなど)
- 情報発信スキル(ライティング/デザイン/SNS/YouTubeなど)
- マーケティングスキル(Web広告/集客など)
たとえば「情報発信」や「マーケティング」といったスキルを勉強しておけば、集客に困ることがなくなります。つまり、仕事が無くならない(これ精神的にとっても重要)。
そして、ネットで集客・販売をするためには、SNS、Webサイト、ブログ、YouTubeなどは、とても重要なツールです。
とくに、フリーランスにとってブログは貴重な発信媒体になるので、自分専用のブログは作っておきましょう。
まずは「副業フリーランス」で仕事をしてみる
これからフリーランスで働いてみたいと思っているなら、大事なのは10年後には迎えるであろう「フリーランス全盛時代」が来る前に、収入を安定させておくこと。
とはいえ、勢いだけでフリーランスになっても失敗する確率は高いので、挑戦するなら「収入源を確保」した上で挑戦するいいです。たとえば、以下のような形で活動してみましょう。
- 本業を辞めずに「副業フリーランサー」
- フリーランスで活動しつつアルバイトも
- 育児休暇中に在宅フリーランスをしてみる
わたしの場合、はじめは副業フリーランスから始めましたし、専業フリーランスになってからも収入が伸び悩んだ時期は、アルバイトもしていました。
実は、こういった感じでフリーランス活動をしている人も多くて、軌道に乗るまでは「アルバイトをしながら」という人も珍しくありません。
また、会社を辞めずに副業フリーランスで収入アップする方法もあるので、わたしのように40歳を超えてからでもフリーランスで仕事をすることも可能です。
クラウドソーシングで案件を探してもOK
一方、フリーランスになって苦労するのが「自分で仕事を見つけてくる」こと。いわゆる「営業活動」も自分でやらなければなりません。
これが、フリーランスになりたい人が懸念することでもあり、フリーランスで失敗してしまう大きな原因です。
ちなみに「フリーランス白書2020」によると、フリーランスを続けていく課題として「収入がなかなか安定しない」と答えた人が50%を超えています(以下の表も参照に)。
フリーランスを継続するための課題
割合(%) | 課題と感じていること |
55.1% | なかなか収入が安定しない |
36.3% | 経理などの庶務・バックオフィス作業が煩雑 |
32.2% | 社会的信用を得るのが難しい |
24.8% | 自分のスキルが向上しているのか分からない |
22.4% | 仕事がなかなか見つからない |
※タップして横スクロールで全部見れます
もしも、営業活動って苦手だなあと感じているなら、まずは「外注サイト」を使ってみましょう。インターネット上で仕事を受注できるので「在宅ワーク」に最適です。
在宅でできる仕事を探すなら、こちらの「クラウドワークス」「クラウディア」「ココナラ」の3つは登録必須。募集している仕事の種類が豊富にあります。
あとは、Web系の案件が多い「Bizseek」も手数料が安いからおすすめ。
こういった外注サイトで、効率よく仕事をゲットするためには「プロフィール」を充実させることも大切です。もちろん、ブログやYouTube、SNSなどで情報発信をしているとアピール材料にもなります。
そして、フリーランスの情報発信にはいくつかコツがあるので、コツを押さえながら発信していきましょう。
フリーランスが増えすぎる前に、行動しておこう!
現在のところ、日本国内においてフリーランスは飽和状態ではありませんし、フリーランス人口が増え過ぎているという状況でもありません。
むしろ、フリーランスとして活動できる幅が広がってきてるので、収入を増やしたり、活動の場を広げるチャンスだと思います。
- 独立してフリー
- 副業でフリーランサー
- スキマ時間にフリー活動
こんな感じで、色々な選択肢を選べる時代になってきたからこそ、周りがやらないうちに早めに行動しておくと良いでしょう。
本格的にフリーランス活動を始めるまでに、インターネットや書籍を使って「独学」するもよし、オンラインスクールなどを使って「プロに学ぶ」のもよし、とにかく行動を起こすことが大切です。
以下のような、副業にも役立つWebスキルが3ヶ月で習得できるオンラインスクールで学べば、1〜3ヶ月という短期間でWebスキルを身につけられます。
オンラインスクール | 特徴 |
Fammママwebデザイナースクール | Webデザインが学べる「ママ専用」のスクール。1ヶ月間の短期集中コース |
Cucua | Webデザインの基礎〜実務まで学べる。マーケティングやライティングも同時に学べる講座 |
SHElikes | 女性専用。Webデザイン、ライターなど「全20コース」から学びたい放題。無料体験からの受講で「初月無料」 |
デジハク | 副業から転職まで、未経験からでも動画編集が1から学べる。無料相談も受付中(随時) |
MOVIE HOLIC アカデミア | 動画クリエイターを目指す講座。案件獲得のノウハウも学べる。LINEで無料体験 |
クリエイターズジャパン | 動画編集ノウハウを「1ヶ月」で学べる。Adobe製品の操作方法を習得することも可能 |
レバレッジエディット | プロの動画編集を完全再現で学べる業界初のカリキュラム。認定クリエイターになれば定期的に仕事ももらえる |
あなたのライターキャリア講座 | ライティング専門会社が運営している講座。プロからの添削で最短スキルアップ。受講後に執筆依頼をされることも |
ウェブタスWebライターコース | 終了後には優先的に仕事がもらえることも。現役Webライターから添削も受けられ、実績作りもできる。資料請求・無料体験あり |
通信講座たのまな | Webライティング労務士の資格が取れる通信講座。リーズナブルな価格で受講できる。 |
DMM MARKETING WEBCAMP | Webマーケティングが学べる。サポート体制が充実しているのが強み |
Wannabe Academy | Webマーケティングの実戦スキルが学べる。転職サポート、学割あり |
コードキャンプ(CodeCamp) | プログラミングスクール「実績No.1」Webデザインコースもあり |
TechAcademy | プログラミングのスキルが最短4週間で身につく。Webデザインや動画編集コースもあり |
DMM WEBCAMP | プログラミング・アプリ開発スキルを最短1ヶ月で修得できる。未経験者率97%以上 |
※タップして横スクロールで全部見れます
いまからでも全然遅くはないので、Webスキルをコツコツ勉強しながらフリーランス飽和時代に備えておきましょう。