- 読まれるメルマガを書く基本は「短く分かりやすく」を意識すること。
- メルマガのはじめに「結論」を書くと、短く端的にまとめることができます。
- メルマガの「開封率」や「クリック率」を測定して、読まれているかを判断しましょう。
今回のテーマは『最後まで読んでもらえるメルマガの書き方』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
メルマガを配信するなら「最後まで読まれるか」ということを、常に考えておく必要があります。読者にしっかり読まれないメルマガなら、いくら配信しても意味がないから。
だけど、メルマガの書き方を工夫するだけでも、最後まで読んでもらえるメルマガって作ることができるんです。
- 登録者:約1,000人
- 開封率:平均50〜60%
- 運用歴:約4年(2018.2〜)
ちなみに、わたしの場合は独学でメルマガを始めたので、最初はメルマガの書き方もめちゃくちゃでした。いま思うと恥ずかしいくらいに。
でも、読者の反応をみながらメルマガを書いていくうちに、書き方にコツがあるんだということに気がついたんです。もちろん効果あり。
ということで今回は、初心者でも「最後まで読んでもらえるメルマガ」が書けるコツについて、6つ解説していきます。
「短く端的」が読まれるメルマガのポイント
読まれるメルマガというのは、つまり「最後まで読んでもらえるメルマガ」のこと。そして、読者になんらかのアクションを起こしてもらうこと。これをまずは覚えておきましょう。
たとえば以下のように、メルマガの最後で「お願いごと」をすることもあると思います。
- この商品はいかがですか?
- このサービス受けてみませんか?
- セミナーへ参加してみませんか?
- アンケートに協力していただけますか?
- 次回のメルマガも読んでください!
ざっと例を挙げてみましたが、このようにメルマガでは読者へお願いすることが多くなります。メルマガで利益を追求するなら尚更。
しかも、こういった読者へのお願いごとは「メルマガの最後にする」のがベストタイミング。最後までメルマガを読んでもらえないと、意味がなくなりますから。
だからこそ、短く端的にまとめる。これがメルマガのポイントです。
短く!分かりやすく!がメルマガの基本
読者にとっても、配信者にとっても、良いメルマガというは「短く端的にまとまった」もの。つまり、短くて分かりやすいというのがメルマガの基本になります。
これがベースにあってはじめて、今回紹介していく書き方のコツが活きてくるわけです。
そもそも、メルマガに登録してくれたからには「メルマガに興味がある」ということ。だから、良い文章を書こうだとか、内容をボリューミーにしようだとか、そんなことは考えなくて大丈夫です。
- 文章があまり上手くなくても
- 文字数がちょっと少なくても
唐突にモノを売り込んだりしなければ、読者の人たちは喜んでメルマガを読んでくれます。まずは、自分が伝えたいことを「真っ先」に書いてください。
あとは、これから紹介するコツを必要に応じて使うだけ。
読んでもらえるメルマガが書ける!6つのコツ
では、先ほど説明した「短く分かりやすく」ということを頭に置きながら、これから紹介する書き方のコツを使ってみましょう。
今回解説していくのは、以下の6つです。
- 結論から書く
- 文字数を意識
- 目的を決める
- 経験談や実績
- 余白とか改行
- 押し売り厳禁
まずは、1つ目のコツから。
結論から書くと上手くまとまる
インターネットに限らず、短く分かりやすく情報を伝えたいなら「結論」から書くこと。これが基本中の基本です。
たとえば、以下のような流れが一般的。
- 一番伝えたいこと(結論)
- その理由や根拠など
- まとめとして再結論
このような書き方をすれば、無駄がない「コンパクトな内容」に仕上がります。もちろん、短くまとまったメルマガほど「最後まで読んでもらえる可能性」が高いですし、読者も興味をもって読んでくれること間違いなし。
また、理由や根拠についてのパートを肉厚にすれば、文章全体のボリュームもアップします。この部分で「文字数の調整」をするのもテクニックの1つです。
もし次のような冒頭文があったとき、どちらを読んでみたいと思いますか?
- メルマガを始めたら利益が200%アップしました。その理由は・・・
- 売上が低迷して困っていたとき、色々な本を読んだりセミナーに参加したり・・・
冒頭文はいわゆる「つかみ」になる部分なので、ここで興味が引けないと最後までメルマガを読んでくれません。だから、結論を真っ先に伝えることが重要。
この結論ありきで文章を書くときに役立つのが「PREP法」という文章のテンプレート。ちなみに『PREP法は文章の基本型』です。メルマガの書き方に慣れないうちは、このテンプレを使いながら書くといいです。わたしもそうしてました。
3分で読める文字数にする
メルマガっていうのは「隙間時間に読まれる」媒体なので、サクッと読める長さにするのが妥当。わたしは以下のことを目安にしながら、メルマガを書いています。
- 1分で読めるのは500文字くらい
- 3分で読める長さにする
- 1,000〜1,500字を目安に書く
ということで、メルマガを書くときは「1,000字」をベースにして、文字数を調整することが多いです。これだと隙間時間にサクッと読んでもらえるので。
また、メルマガだけではどうしても伝え切れないときは、ブログやWebサイトのリンクを載せたり、YouTubeのリンクを載せたりして、じっくり理解してもらえるよう工夫しています。
ちなみに、3分で読める長さにしようとすると「伝えたいことは1つ」が限度になるので、なにを伝えたいのかを決めてからメルマガを書きましょう。
メルマガの目的を決める
短く分かりやすく伝えるには、メルマガ1通1通で「目的」を決めて書くことが重要。目的がぼんやりしたままメルマガを書くと、無駄に長くなったり、意図が伝わらなかったり、全然おもしろくないメルマガになってしまいます。
だから、たとえば以下のように「メルマガの目的」とか「メルマガで伝えたいこと」を明確にしてから書き始めてください。
- 読者に得する情報を教える
- 読者との信頼関係を構築する
- 配信者のブランディングを強化する
- 商品やサービスを販売する etc
このように「1メルマガ=1目的」が基本です。
ノウハウを伝えたいならノウハウだけを書いたメルマガ、商品を売りたいなら、商品を紹介するメルマガ、このように1通1通のメルマガを使い分けましょう。
経験談とか実績があれば、出し惜しみしない
メルマガの内容を読者に信用してもらったり、配信者として信頼してもらうには、やはり「経験談」とか「実績」などを公表するのがベスト。自分だけの経験談や実績というものは、メルマガ読者への説得力という意味では一番重要です。
だから、メルマガの目的に応じて、以下のことを積極的に載せていきましょう。
- 実績
- 経験談
- 肩書き
- 口コミ
- 評判 etc
もしこういう情報がなかったとしても、信頼性ある「一次情報」を載せておけばOK。たとえば、公式サイトの情報、官公庁の情報、大手メディアの情報など。
ただ一つ注意しておきたいのは、こういった経験談とか実績、一次情報などを書こうとすると、文章自体がダラダラと長くなってしまうこと。それを避けるために、次のようなテクニックを使うといいです。
- 数字を使う
- 箇条書きにする
- 小出しにしていく
こういった工夫をすることで、コンパクトで読みやすいメルマガに仕上がります。ぜひこれらも意識して書いてみてください。
余白とか改行を使って読みやすくする
読まれる文章というのは、裏を返せば「読みやすい文章」だということ。流れるような文章を書けなくても、余白とか改行をうまく使えばOK。
コツとしては、以下の感じ。
- 1段落は50字以内にする
- 行間に余白を入れる(1〜2行)
- 箇条書き、括弧を使う etc
こういうテクニックを使って読みやすさを追求するのは、もちろん「スマホでメルマガを読む」人たちを意識しているから。スマホで読みやすいメルマガであれば、もちろんパソコンでも読みやすいです。
なので「スマホユーザー」を中心に考えて、メルマガを書いていきましょう。
押し売りは絶対にしない
世の中のひとほとんどが「過剰な広告」とか「押し売り」といったことを極端に嫌う時代。だからメルマガでも、商品の宣伝とか売り方には気遣いが必要です。
たとえば、メルマガ本文の内容に関係ない商品を紹介するとか、繰り返し商品の宣伝をするとか、こういったメルマガは読者から嫌われます。ほぼ100%嫌われます。
だから、以下のようなことを意識してみてください。
- 流れに沿って自然に商品名を出す
- メルマガの最後で商品を宣伝する
- 1通の中で1つの商品だけを宣伝
- 販売目的のメルマガ頻度を減らす
- キャンペーン情報を一緒に載せる etc
ちょっとでも嫌悪感をもたれたら、簡単にメルマガ解除されたり、迷惑メールボックス行きにされる。これがメルマガの宿命です。ただ、こういった施策を取り入れてメルマガを書けば、押し売り感をもたれることもありません。
メルマガに登録してくれた人は「すでに興味をもっている」状態なので、押し売りしなくても勝手に売れていきます。押し売りは逆効果でしかないです。
また、メルマガの書き方だけでなく「開封率」とか「クリック率」というのも成果を挙げるには大切なポイント。こういったメルマガで成果を出していくコツを『メルマガの始め方と正しい運用方法』で解説しているので、よければ併せてご覧ください。
開封率やクリック率を計測しながら改善していく
メルマガがちゃんと読まれているか、これを実測していくことも重要です。いくら丹精込めてメルマガを書いたとしても、読まれていなかったら意味がありませんから。
そして、メルマガでは基本的に「開封率」とか「クリック率」を測定して、読者に読まれているかを判断します。以下の感じで。
- 開封率が低い → タイトルを改善する必要あり!?
- クリック率が低い → しっかり読まれてない!?
たとえば、メールの開封率が低いときは、メルマガのタイトルだとか、配信時間などを変えていく必要があります。また、メルマガ内のクリック率が低ければ、メルマガの内容だとか、URLを載せる位置、こういったものを考慮する必要も。
とにかく、こういった指標から得られるデータによって「原因となる改善点」を、いくつも予想することができます。そして、それを改善していくこともできます。
だから、最後までしっかり読んでもらえるメルマガを書くには、開封率やクリック率の計測は欠かせません。そして、これらのデータはメルマガ配信スタンドの機能を使えば、以下の流れで取得可能です。
- メルマガ配信前に計測の設定
- メルマガ配信後に数値の確認
こうやってデータを実測しながら、どんどんメルマガを改善していくだけ。それでメルマガのクオリティって驚くほど上がりますから。
ちなみに、わたしの使っている「マイスピー(MyASP)」でも、開封率やクリック率はとても簡単に測定できます。設定方法も極めて単純(クリックするだけ)。
この配信スタンドについては『マイスピーを使っている感想と口コミなど』で紹介しているので、もし興味がありましたらご覧ください。
ということで、今回紹介してきた書き方のコツを使って、最後まで読まれるメルマガを目指しましょう。