ポイント!
  • PREP法とは「結論 → 理由 → 具体例 → 再結論」で構成される文章の書き方です。
  • 相手に伝わりやすいので「ビジネス文書」や「プレゼン」にも使われています。
  • もちろん「初心者でも書きやすい」フォーマットの1つです。

トール

今回のテーマは『PREPを使った「文章の書き方」や「プレゼン構成」』について!

どうもー!トールです(@tooru_medemi

わたしがブログを始めたとき、最初に覚えたライティングのテクニックが「PREP法」で、今でも多くの場面で活用している文章の書き方です。

この「PREP法」を使えば、相手に分かりやすく端的に伝えられるので、メルマガやSNSなどでも頻繁に活用しています。

わたしの「Webライター歴」2022.8 現在
  • Webライター歴:約6年(2017.4〜)
  • 主な活動:代行ライティング、ブログ運営など
  • 執筆経験:ショッピング、接骨院、人材派遣、ソフトウェア、アプリ、VODなど
  • 執筆本数:1,000記事以上

ちなみに、Webライターとしてクライアントの「ホームページ記事」を書くときも、今回紹介するPREP法を使って書くことが多いです。

ということで今回は、文章の基本型でもある「PREP法」について解説していくので、文章を書くのが苦手だとか、プレゼンの構成に困ったなど、ぜひ活用してみてください

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「伝え方」の基本でもあるテクニック

PREP法とは「4つの要素」から構成される文章の書き方で、相手に要点を分かりやすく伝えることができて、かつ説得力を持たせることもできます。

というのも、この優秀なフォーマットは、徹底的に「無駄な要素を省略した」ものだからです。

「PREP法」の構成要素
  • 結論・要点(Point)
  • その理由(Reason)
  • 具体例・データ(Example)
  • 再結論・まとめ(Point)

これが「PREP法」による文章の流れで、簡単な例文だと以下の感じになります(具体例は後述)。

  • P:この商品はおすすめ(結論)
  • R:口コミでも評判だから(理由)
  • E:98%がリピートしてる(データ)
  • P:この商品なら間違いなし!(再結論)

こんな感じで、初心者でも書きやすい文章の流れなので、ブログやSNS、メルマガなどでもよく使われる文章の型の1つです。

ちなみに、下記のツイートも「PREP法」を使って書いたものです。

「PREP法」で書いたツイート
  • ツイートの表現に困ったら「PREP法」で書けばよくて、オーソドックスだけど相手に一番伝わる書き方だから(結論 → 理由)
  • さらに、人が最も集中できる冒頭の30秒とか、初頭効果や親近効果なども使えるし、あらゆる文章に利用できるテクニックでもある(具体例)
  • まずは「PREP法」をマスターしとけばOK(再結論)

PREP法はSNSでも気軽に使えたり、一方でプロが書くような専門的な文章でも使われるので、万人が使える文章構成の型とも言えます。

「ビジネス文書」や「学術論文」でも使われる

PREP法で最も特徴的なのが「冒頭から結論を書く」ということで、これによって読み手や聞き手は「短時間」で、言いたいことが理解しやすくなります。

そのため、忙しいビジネスの世界にも適していて、いわゆる「ビジネス文書」だとか「プレゼン」にも使われることが多いですし、さらに専門的な「学術論文」などにも使用されます。

「PREP法」のメリット
  • 結論を真っ先に伝えることで、聞き手や読み手が理解しやすい
  • 相手の集中力が最も高い「最初の30秒」を最大限に利用できる
  • 「結論 →理由」の流れで進むから、論理的で分かりやすくなる
  • 具体例やデータを示すので、説得力が増して理解が深まりやすい
  • 最初と最後の両方で結論を示すので、記憶に残りやすい(初頭効果・親近効果)

こういったメリットがあるので、あらゆる場面において使いやすいフォーマットでもあり、文章だけでなく「プレゼンの構成」とか「口頭での伝え方」にも応用できます

それでは、PREP法の効果をより引き出してもらうために、もう少しメリットについて深堀っていきましょう。

伝える内容を「理解しやすい」(メリット①)

冒頭から「結論(一番伝えたいこと)」を伝えるので、相手からすると「答えが分かっている」状態で話を聞いたり読んだりできるため、とても内容が理解しやすくなります。

すでに結論が分かっているから、話の内容も「予測しやすい」ですし「聞き漏らしちゃいけない」といったストレスもかかりません。

  1. 結論が分かっている
  2. 内容を全部聞く必要がない
  3. 必要な部分だけを聞けばいい
  4. 集中力をキープできて理解しやすい

「で、結局なにが言いたいの?」と言われたときは、PREP法を使って書いたり、話したりするといいですよ。

相手の「集中力」を最大限活用できる(メリット②)

聞き手とか読み手の「集中力」が、最も高いとされるのは「開始直後30秒」です。

ですから、冒頭で結論を伝えることは「相手の集中力のピークを最大限活用できる」ため、理解や記憶といった部分に大きな影響を与えられます。

  • 内容をイメージしてくれる
  • 強く印象に残してもらえる

開始直後など、集中力が高いときに「印象づけ」ができると、そのあとの理解度がグンと高くなるんですよ。

論理的で分かりやすくなる(メリット③)

「結論 → 理由」という流れなので、いわゆる「論理的」な文章になりやすいです。

つまり「〇〇なのは△△だから」という筋道が通った表現になり、とても分かりやすくなります。

  • 結論を伝えた上で、理由を述べる
  • さらにデータや具体例で裏付けする

このような形で、理由について「客観的」な側面からも補強をするので、納得しやすい文章に仕上げることができるんです。

説得力が増して、理解が深まりやすい(メリット④)

最初にズバッと結論を言うことで、その後の展開において理解が深まりやすくなります。

もしも、起承転結のような展開だと「最後の結論」だけが印象に残ってしまい、肝心の内容についてはさほど覚えていないことが多いです。

  • 客観的なデータ
  • 具体例や体験談
  • 口コミとか評判

こういったことを伝えることで、伝えたい結論に対する「説得力」が増しますし、最後にもう一押しする「再結論の効果」をより高めることができます。

相手の「記憶」に残りやすい(メリット⑤)

冒頭に結論を伝えるだけでなく、最後にも再結論を伝えることで「記憶」に残りやすいという効果があります。

これには「初頭効果」と「親近効果」という、2つの心理効果が働いているからです。

  • 初頭効果:最初に示された特性が「記憶(印象)」に残りやすく、後の評価に大きな影響を与える
  • 親近効果:最後に示された特性が「記憶(印象)」に残りやすく、後の判断に大きな影響を与える

要するに「第一印象」と「去り際」というのは、人の記憶に残りやすいということ。

たとえば、商品を説明するときなどは「冒頭でポジティブな内容」を伝えつつ、中盤ではネガティブな要素も織り交ぜていき、そして「最後にまたポジティブな内容」で締めくくると、商品の良い面を記憶に残すことができます。

ネガティブな要素のうち「避けたい欲」は、読者の記憶や行動に大きな影響を与えるので『セールスライティングを使って売れる文章を書くコツ』を、ぜひよければ参考にしてください(PREP法以外の型も紹介しています)。

PREP法を使った文章(具体例)

それでは、ここからは「PREP法を使った文章の具体例」を挙げていきたいと思います。

その前に、PREP法の特徴をもう一度おさらいしておきましょう。

「PREP法」


【Point:要点・結論】

  • 冒頭で「一番伝えたいこと」や「話の結論」を示します


【Reason:理由】

  • 伝えたいことや結論に至った「理由」を述べます
  • このとき「なぜなら」とか「というのも」などを使うと流れがスムーズになります


【Example:具体例・データ】

  • 「客観的なデータ」や「確度の高い情報」を示すと説得力が増します
  • 「事例」や「具体例」を挙げることで、理解を深めることができます
  • 「体験談」や「口コミ」を披露すれば、相手との信頼関係を築けます


【Point:要点・再結論】

  • ここまで伝えた内容を踏まえて、再び結論を示します
  • このとき「つまり」とか「ですから」などを使うと、まとめやすくなります

ここでは具体例として、以下の感じで「テレビ離れ」をテーマに、PREP法で文章を書いてみました。

最近、若者のテレビ離れが進んでいる(結論)

なぜなら、とくに10代や20代では、テレビを見ない人が年々増えてきているから(理由)

総務省のデータによると、テレビを見ない人の割合は「10代:38.4%」「20代:34.1%」で、年々この数字は高くなっているのが実情(具体例①)

しかも、我が家でも高校生の息子や娘などは、テレビよりも「YouTube」とか「Netflix」を好んで見ています(具体例②)

ですから、これからインターネットを使う世代が増えてくるにつれ、今後ますますテレビ離れは加速していくはずです(再結論)

このように、最初と最後で「テレビ離れ」を強調していて、さらに内容の部分で「データ」や「具体例」を挙げて説得力を増すようにしています。

ただ、ちょっと読みづらいなと感じたときは、以下のように構成するのもありです。

最近、若者のテレビ離れが進んでいる。

なぜなら、とくに10代や20代では、テレビを見ない人が年々増えてきているから。

テレビを見ない人の割合(総務省データ)

  • 10代:38.4%
  • 20代:34.1%

この数字は、年々高くなっているのが実情。

しかも、我が家でも高校生の息子や娘などは、テレビよりも「YouTube」とか「Netflix」を好んで見ています。

ですから、これから「インターネットを使う世代」が増えてくるにつれ、今後ますますテレビ離れは加速していくはずです。

こんな感じで「箇条書き」とか「文字装飾」を使うと、文章全体がスッキリして読みやすくなります。

ちなみに、わたしのブログでも「見た目」とか「読みやすさ」っていうのは、いつも意識しながら書いてます。

ではもう一度、PREP法の流れを再確認してみましょう(下図)。

それでは、もう一つ具体例を挙げてみますね(アフィリエイトの例)。

メルマガを始めたいときは、メール配信スタンドを使いましょう(結論)

なぜなら、とても効率よく「メルマガ」や「ステップメール」が配信できるから(理由)

  • 予約配信ができる
  • ステップメールが作れる
  • メールの到達率が高くなる
  • 登録リストの管理が楽になる

こういったメリットがありますし、配信スタンドを使えば「[keikou]メルマガでも稼ぎやすく[/keikou]」なります(具体例①)

わたしは「マイスピー(MyASP)」というメール配信スタンドを使い始めてから稼げるようになって、もう4年近く愛用してるんです(具体例②)

ということで、メルマガを始めてみたいと思ったら、ぜひメール配信スタンドを使ってください(再結論)

このように商品を紹介したいときにも、この「PREP法」を使えば端的に文章を書くことができます。ゴリゴリと押し売り感を出したくないときなどは、このPREP法で書けばOK。

「文章の書き方」や「情報の伝え方」に困ったら使ってみよう

今回紹介した「PREP法」という文章の書き方は、相手に伝わる書き方の基本でもあり、初心者にも書きやすいテクニックです

ですから「文章の書き方」とか「情報の伝え方」に困ったときは、ぜひPREP法を使ってみてください。

「PREP法」が使える場面
  • SNS
  • ブログ
  • メルマガ
  • プレゼン
  • ビジネス文書 etc

    こういった幅広い場面で使えるテクニックなので、ぜひ使ってみてください。ちなみに、この記事も「PREP法」を使って書いています

    ということで今回紹介したPREP法は、文章を書くときの基本形です。積極的に使っていきましょう。

    PREP法以外のライティングテクニックについては『セールスライティング7つの型』でまとめて紹介しているので、よかったら参考にしてください。

    最後になりますが、ライティングを基礎からじっくり勉強したくなったら、以下のオンライン講座を検討してみください。

    • あなたのライターキャリア講座|ライティング専門会社の講座。プロによる添削もあり。本格的に学びたいならココでOK。
    • web+ Media School|ライティングを学びながら記事を書いて報酬をもらえる。プロによる添削あり。まずは資料をダウンロード。
    • SHElikes(シーライクス)|女性専用のスクール。デザインやマーケティングも合わせて学びたい人向け。
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