- 複数の調査データによると「70%以上」の人が、1件以上のメルマガを受け取っています。
- メルマガには「6つのメリット」があり、いまは個人でも配信しやすい環境です。
- 動画やブログ、SNSを使って、メルマガのデメリットを相殺していきましょう。
今回のテーマは『メルマガのメリットを活かす方法とデメリットを相殺する方法』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
数年前から「メルマガはもう古いっ!」とか「メルマガは時代遅れだ!」なんて言ってる人たち、よく見かけるようになりました。
まあ、一見すると逆風に思われがちなときにメルマガを始めましたが、おかげさまで順調に成果を出せています。
- 登録者:約1,000人
- 開封率:平均50〜60%
- 運用歴:約4年(2018.2〜)
ちなみに、メルマガを始めてから実際に、こんなことが起こってます。
- アフィリエイトの商品が売れる
- 新商品やサービスを紹介したら売れる
- 読者限定の有料コンサルに申し込みがある
- ステップメールから自動的に商品が売れていく etc
こういった経験をしているから、メルマガはオワコンじゃないって言い切れるんですよね。実際のところ、20代でさえも「6割以上がメルマガを読んでいる」という調査データもあり(詳しくはのちほど)。
ということで今回は、メルマガの「6つのメリット」を紹介しつつ、デメリットの相殺方法についても解説していきます。
メルマガに感じている6つのメリット
メルマガが「決してオワコンではない」という理由は、調査データからも明らか。Benchmark Japanの調査によると、20〜60代のうち「74.9%」の人が1通以上のメルマガを受け取っています。
なお、年代別におけるメルマガ受信率は、以下の通り。
年代 | メルマガ受信率 |
20代 | 62.6% |
30代 | 70.3% |
40代 | 76.2% |
50代 | 82.6% |
60代 | 84.9% |
20代でさも「6割以上」がメルマガを読んでいて、メルマガはまだまだ重要な情報発信ツール。どこが「オワコンなの?」って感じですよね。
また、わたし自身メルマガを運用している中で、大きなメリットが6つあると感じています。以下のようなメリットを。
- コストが安い(コスパが良い)
- こちらから情報を届けられる
- 距離感を縮められる
- 濃い情報を発信できる
- 非常に効率が良い(一斉送信など)
- 顧客リストが手に入る
それぞれのメリットについて、もう少し詳しくお伝えしていきます。
コストが安い(コスパが良い)
メルマガをやる上で必要不可欠なコストは「メルマガ配信スタンドの使用料」だけ。安いプランのものだと、月1,000円くらいで使えます。個人メルマガなら月3,000円くらいのプランであれば、不自由なくメルマガ運用OK。
しかもメルマガって、どれだけ読者が増えようが「メルマガを書く労力は変わらない」ので、読者が増えれば増えるほどコスパは良くなっていきます。読者1人に書くのも、読者1,000人に書くのも、作業する時間は一緒。
「メール1通で100万の売り上げ」というのは、その最たる例。まとめると以下の感じです。
- 読者がいくら増えようが、メルマガを書く労力は変わらず
- 費用は配信スタンドの使用料のみ(配信を自動化することも可)
メルマガの読者が増えれば増えるほど、利益が大きくなっていきます。しかもコストや労力はずっと同じままで。だから「月額3,000円」ほどの費用で「売り上げ100万」となれば、その利益率は約100%という驚異的なものです。
これが、1つ目のメリット。
ちなみに、個人用にコストが抑えられたメルマガ配信スタンドを『メルマガ配信スタンドおすすめ7選+配信スタンドの選び方』でいくつか紹介しています。メルマガ配信スタンドにもそれぞれ特徴があるので、メルマガの目的に合わせて選びましょう。
こちらから情報を届けられる
ブログやホームページだけで情報発信をしていると、それを「読者に見つけてもらう」しかありません。見つけてもらわなければ、届けたい情報は永遠に届かないので。
言い方は悪いかもしれませんが、漁に例えるなら「あらかじめエサを仕込んでおいて、かかるのを待つ」ということ。そして、いくら良いエサを仕込んでおいても、かからなければ無意味に。
また、インターネット上に情報を仕込むには、以下の作業が必要です。
- ブログやWebサイトを作る
- ページに情報を書いて投稿する
- キーワードなどSEOの施策をする
これだけの作業をしても、たとえ良い情報を発信しても、Google検索などで読者に見つけられなければ発信していないのと同じ。でもメルマガはちょっと違います。
ちなみに、メルマガは「PUSH型メディア」とも言われていて、つまり「こちらから読者に情報を届けられる」手段の1つ。だから、ブログやWebサイトにくらべると、効率よく情報を伝えることができます。
- 届けたい情報を
- 届けたいタイミングで
- 届けたい人へ
つまり「主導権は発信者側にある」ので、情報の伝え方とか、利益の追求とか、メルマガ配信する人のさじ加減1つ。とてもコントロールしやすいのが特徴です。
これが、2つ目のメリット。
相手との心理的「距離感」を縮められる
PUSH型メディアだと言われると、なんだかメルマガって「一方通行」のようなイメージを持たれがち。だけど、じつは配信者と読者との心理的な距離感をグッと縮められるツールなんです。
というのも、この「メルマガに登録する→自分の手元に情報が届く」という流れは、不特定多数ではなく限られた人という気持ちになるので、ある種の特別感だとか、お得感を得られます。ちなみにブログやWebサイトは、不特定多数へ向けた発信。
さらに、メルマガを通して以下のような施策をすれば、どんどん理的距離感は縮まっていきます。
- アンケートを取って要望に応える
- メルマガ限定の割引情報
- 新商品の先行販売(テスト販売)
- 読者にプレゼントをする etc
こういった「プレミアム感」を持ってもらえることを続ければ、メルマガを使って利益を出しやすくなります。
というのも、商品やサービスを買ってもらうには「親近感」とか「信頼感」は大切なポイントで、読者との距離感というのは利益に直結するから。また「読者限定」とか「メルマガ限定」という情報なども、読者との距離感を縮める手段として使ってOK。
これが、3つ目のメリットです。
限られた人に限られた情報を届けられる
メルマガはある種「クローズドな媒体」ですから、オープンにできない情報を届けたり、人を選んで情報を送ったり、つまり限られた人に対して限られた情報を届けることができます。
だからこそ、メルマガって「好き勝手に書ける」ということ。たとえば以下の感じで。
- SEOなど無視してOK
- 教えたい人だけ選んでOK
- ニッチで濃い内容でも全然OK etc
メルマガの読者っていうのは「あなたに興味をもって登録してくれた」人たちなので、オープンにしたくない濃い情報もどんどん発信してOK。もちろん、こういった特別感がある情報を発信していると、商品やサービスも売れやすくなります。
これが、4つ目のメリットです。
とても効率が良い(一斉送信・自動化など)
「驚くほど効率が良い!」
ある意味これは大きなメリットで、冒頭でお伝えした「メルマガ配信スタンド」というツールを使えば、最小の労力で最大の成果を得ることができます。
たとえば、以下のような機能を使えば、読者が10人だろうが、100人だろうが、10,000人だろうが、メルマガ配信する労力は変わりません。
- 一斉に送信できる
- 配信時間を予約できる
- メルマガを自動化できる
たとえば、読者1,000人に対してメルマガを送りたいとき、あらかじめメルマガを書いて配信日時を設定しておけば、自動でメルマガが配信されていきます。あとは、メルマガに登録してもらったら、自動で返信メール送ることも可。
あらかじめ数通のメルマガを書いて設定しておけば、メルマガ登録直後から設定したスケジュールに合わせて自動的に配信することもOK。いわゆるステップメールと呼ばれるもの。
このように、メルマガ配信スタンドを使えば「かなり効率よく」メルマガ配信ができます。これが、5つ目のメリット。
「顧客リスト(登録者情報)」が手に入る
「登録者の情報」いわゆる顧客リストが手元に残る。これはメルマガ最大のメリット。この登録者情報さえあれば、何度でも読者へアプローチできるからです。
たとえば、ブログやSNSだと下記のようなデメリットが(情報を届けるという意味で)。
- ブログやWebサイト:Googleのさじ加減1つで露出度が変わる(検索順位の変動)
- SNS:簡単にアカウントが停止になる。運営会社が潰れたら終わり
その点、メルマガだと登録者情報さえあれば、いつでもどこでも情報を発信することができます。リスクがほとんどない。これが、6つ目のメリットです。
なので、メルマガを始めたら「とにかく読者リストを増やす」ことに全力を傾けましょう。
メルマガのデメリットを相殺する方法
それでは、メルマガのデメリットについても触れておきます。一般的に言われるような以下のデメリットは、ほとんど相殺することが可能です。
- 文章でしか伝えられない
- メールを読む人が減ってきている
- メルマガに登録してもらう必要がある
- メルマガ自体は資産にならない(リストは資産)
それぞれのデメリットに対して、その相殺方法をお伝えしていきます。
YouTubeやSNSも活用する
メルマガは基本的に「文字で情報を届ける」ツール。だから文章力があって損することはありません。
とはいえ、文章力を高めていくには時間がかかりますし、文章では伝えきれないこともあります。とくに商品を紹介するときなど。
だから、メルマガだけで全てを伝えようとせず、場面によっては以下のものを使うのもあり。
- 写真や画像
- イラスト
- 動画(YouTube)
- SNS(インスタなど)
メルマガの中に写真や画像を貼り付けるのもOKだし、動画を使いたいならYouTubeのリンク貼ればOK。たくさん写真を見せたいなら、インスタをリンクするのもありです。
文章だけでなく、画像や音声、動画などで理解しようとする人も多いので、時と場合に応じてYouTubeやSNSなども活用してきましょう。
LINEやSNSも併用していく
冒頭で紹介したデータのように、20代でも6割以上の人は何かしらのメルマガを受け取っています。ただメールボックスを定期的にチェックするかというと、そうでない人も多いのが実情。
だから、メルマガを配信したと周知することも大切な戦略(たとえば以下のものを使って)。つまりメルマガを読んでもらうためです。
- LINE
こういったものを使って「メルマガを配信しました」とか「この続きはメルマガで詳しく」とか、メルマガを読んでもらうための投稿をしていくのもあり。
とくに若い人たちほど、メールはチェックしないけど「SNS」や「LINE」は毎日チェックするという習慣があります。世代ごとの特徴を理解しつつ、積極的に活用してきましょう。
メルマガの登録方法を簡素化する
ネットユーザーはとくに「面倒なことを嫌う」人が多いです。メルマガでお得な情報を知れると分かっていても、面倒だから登録しないという人だっています。
つまり「メルマガの登録をする」っているハードル、これは意外と高いんです。たとえば、こんな風に思ったことありませんか?
- 新しくアドレス作るの面倒だなあ
- 入力することが多くて面倒だなあ
なにか1つでも手間だなあと思うことがあると、それだけで登録率は下がります。もちろん手間なことが増えれば増えるほど、どんどん登録率は下がっていくことに。
これを解決するには登録する項目を減らすことがコツで、わたしの場合は「苗字」と「アドレス」だけで登録できるようにしています。
質の良い登録者を増やしていく
メルマガをやっていく上で大切なのは「登録者」を増やしていくこと。さらにいうなら、質の良い登録者をいかにして増やすか、これが最重要ポイントです。
なぜかというと、配信するメルマガ自体は消耗品と同じなんですが、登録者というのはメルマガ運営側にとっては財産になるから。
だからメルマガを読んでくれる、メルマガから商品を買ってくれる、こういったアクションを起こしてくれる読者はとても重要です(つまり質の良い読者)。こういった読者を集めるには、以下のことをすればOK。
- メルマガ登録ページを用意(オプトインページ)
- 日頃から情報発信をする(ブログやSNSなど)
ちなみに、以下はわたしのメルマガ登録ページです(よければ参考に)。
↓↓↓
【注意】仮登録後、メールが届かない場合は「迷惑メールフォルダ」を確認してください。または、登録アドレスに「間違いがないか」の確認をお願いします。 メール講座の登録 ...
もちろん、普段からの情報発信についても質を高めていけば、メルマガの価値も高くなってブランド力がつきます。これこそ相乗効果ですね。
メルマガの必勝パターン
ここまで紹介してきたように、メルマガのメリットを活かしつつ、さらにデメリットを相殺することは可能。そのポイントは「メディアミックス」です。
つまり、メルマガだけでなく「他の媒体も組み合わせて」発信していくことも重要だということ。
- ブログ
- Webサイト
- YouTube
- SNS
- LINE
こういった色々な媒体とメルマガを組み合わせることで、メルマガ登録者を増やしたり、メルマガでの売り上げを増やしたり、効率よくメルマガで稼ぎましょう。
- SNSやYouTubeからもメルマガ読者を集める
- 文章だけでなく動画や画像も活用していく
- メルマガ配信スタンドで効率化を図る
- 購買意欲が高い読者を増やす
メール以外のコミュニケーション手段は増えてきましたが、まだまだメルマガはオワコンではありません。それどころか、情報があふれてきたので「重要な情報はクローズドな場所で」という発信者も増えてきています。
最近、メルマガは新しい段階に突入してきた感もするので、他の媒体とも組み合わせながらメルマガを活用していきましょう。
ということで最後になりますが、これからメルマガを始める人は『メルマガの始め方と運用方法』も併せてご覧ください。法律関連、メルマガの書き方、登録者の集め方など、手順を踏まえつつ解説しています。