- 文章力アップに「インプット」と「アウトプット」は欠かせません。
- 現役のプロライターから「フィードバック」があれば、格段に文章力は上がります。
- 頭が良くて伝え上手な人が書いた文章を真似るのも、文章力が鍛えられるコツです。
今回のテーマは『文章力をアップするコツとポイント』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
Webライターにとって文章力は「収入にも直結する」大事なスキルの1つです。
またライターに限らず、以下のようにWeb上で情報発信していくなら、文章力があると様々なことで有利になります。
- ブログ
- メルマガ
- SNS
- Web広告
- YouTube
- ビジネス文書 etc
でも、文章力をアップするとか、文章力を鍛えるといっても、ちょっと漠然としてて「どうすればいいか、わからない」という人も多いですよね。
ちなみに、わたしはWebライターの仕事を始めてから、文章を書くための勉強方法を見直しました。その甲斐あってか、お客様から喜んでもらえる文章が書けています。
- Webライター歴:約6年(2017.4〜)
- 主な活動:SEOライティング、記事構成・修正、ブログ運営、など
- 執筆経験:BtoB企業サイト、BtoCメディア、接骨院、人材派遣、ソフトウェア、など
- 執筆本数:1,000記事以上
- YouTube:ライター・フリーランス情報など配信中
さらに、文章を書くというスキルは「企業でも重要視されている」ので、文章力がある人ほど収入がアップしやすいという現実もあります。
2020年に「日本漢字能力検定協会」が実施したアンケートによると、社員の文章力が昇格・昇給に影響すると回答した企業は「66.3%」でした。
出典:人材育成担当者を対象とした 社員の文章力に関する意識調査
しかも、文章を上手く書ける力があると「頭が良い」とか「仕事ができる」といったイメージを持たれるので、仕事上でも有利になることが多々あります。
ということで今回は「文章力をアップするポイント」と「頭が良いと思われる文章の書き方」についてWebライター視点から解説していきます。
文章力を身につけたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
こちらの動画ではポイントを詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください(コメント・質問などお待ちしてます)。
文章力がアップする3つのポイント
文章を書くスキルを身につけたいときは「単純作業の繰り返し」が基本です。
そして、文章が上手くなるポイントはいくつかありますが、わたしの経験上、以下の3つのポイントに集約されます。
- インプット(目的に合わせて)
- アウトプット(反応を知ることができる)
- フィードバック(効率良くスキルアップ)
こういった作業を繰り返していくだけで文章力はアップしていきます。そして、この中でも「フィードバック」してもらえる環境に身を置けば、かなり効率よく文章力を高めることが可能です。
インプットする(ポイント①)
まずは、できるだけ「たくさんの文章」に触れながら、表現方法、文章の流れ、言葉の種類といったものを、どんどん吸収していきましょう。
また、文章に関する知識・技術を「インプットする手段」はたくさんありますが、以下の方法がおすすめです。
- 本を読む
- ブログを読む
- 企業サイトを読む
- 広告ページを読む
- 動画を見る
このインプット作業をするときは、これから自分が「どういった目的の文章」を書きたいのか、これを明確にしておいてください。
たとえば、ビジネスで使う文章を上手くなりたいのに小説ばかり読んでいるのは、あまり効率が良いとは言えません。なぜなら、表現の方法や文章の構成がまったく違うからです。
- ビジネス文書:結論や要点を先に述べる。PREP法を使うのが一般的
- 小説:結末は一番最後にする。起承転結でストーリーが進められる
ビジネス文書で「起承転結」を用いてしまうと、読み手に「理解しにくい」とか「回りくどい」といった印象を与えてしまうので注意しましょう。
そこで、仕事上の書類を書くとき、プレゼンの資料を作るときなどは、PREP法という書き方がよく使われます。
また、広告に載せる文章を書きたいなら、LPなどの広告ページを読んだり、企業の商品ページを読んだり、広告関連の本を読んだりすると、効率良くインプットができます。
アウトプットする(ポイント②)
文章を書くために必要な「知識・技術」をインプットしたら、間髪入れずに「アウトプット」してください。すなわち、実際に「文章を書いてみよう」ということです。
仕事で使ってみるのも良いですし、個人的な文章として発信しても構いません。
また、個人的にアウトプットしたいときは以下のような媒体を使って、読んでもらえる人に向けて文章を書きましょう。
- SNS
- note
- ブログ
- メルマガ etc
はじめのうちは、フォロワーの反応が分かりやすく、しかも手軽に発信できる「SNS」でアウトプットしてみるのがおすすめです。
そして、文章を書くことに慣れてきたら「note」や「ブログ」を使って、より長い文書を書くことに挑戦してみましょう。ちなみに、個人ブログは簡単に始められます。
このように、インプットとアウトプットは「セット」ですから、常にこれらの作業を繰り返してください。
フィードバックをもらう(ポイント③)
短期間で文章力をアップさせたいなら、書いた文章を読んでもらい「フィードバック」をお願いしましょう。つまり、文章の添削、助言、感想、などをもらうということ。
会社の上司、家族、友人、といった身近な人でもいいですし、可能であれば「現役のプロライター」に文章を添削してもうのがベストです。
それには、以下の2通りの方法があります。
- 知り合いのライターに依頼する
- 添削サービスがある講座を活用する
現役で活躍しているライターであれば、リアルタイムな最新情報、効果があるテクニック、などを交えて助言や感想をもらるので、飛躍的に文章力がアップします。
こちらで紹介している「オンライン型ライティング講座」などは、現役プロライターの添削サービスも組み込まれていますから、お金に余裕があれば利用してみるのもありでしょう。
こういった講座に興味があるようでしたら、まずは「資料請求」や「無料体験」をしてみてください。
頭が良い人と思われる文章の書き方
文章力をアップするために、頭がよい人が書いた文章を真似することも大切です。いわゆる「真似ぶ」ということ。
それにはまず、頭がよい人たちは「どういった文章の書き方をするのか」を知っておきましょう。ただ、決して「頭が良い=文章が上手い」ということでもありません。
そこで、ここからは「頭が良いと思われる」文章を書くために、絶対外せないポイントを紹介していきます。
データや実体験を入れる(書き方①)
頭の良い人たちは「独創的」な文章を書いているとイメージしがちですが、実はそれよりも「説得力」を持たせることに注力していることが多いです。
そのために、以下のことをベースに文章を書いたり、引用したりしています。
- 一次データ
- アンケート調査
- 自らの経験・体験
- 公式サイトの見解
- 政府・官公庁の発表 etc
つまり、自分の思いつき、勝手なイメージ、といったことで文章を書くのではなく、しっかりとリサーチをした上で「客観的な視点」や「実際に経験したこと」を裏付けにして文章を書いてください。
頭が良い人ほど「思いつき」とか「勝手な想像」で意見を述べることを嫌う傾向があり、それが文章を書くときにも現れているのではないでしょうか。
ちなみに、この記事の冒頭でもデータを紹介しましたが、記事内容に説得力を持たせるという狙いもあります。
上手な案内人になれ!(書き方②)
「道案内」が上手な人は「喋りも上手」といわれるのと同じで、文章が上手な人ほど「読者を巧みに案内」していくことに長けています。
ちなみに、道案内が上手い人の伝え方を聞いていると、以下のポイントを押さえているのが特徴です。
- はじめに、目的地までの距離や時間を言う
- 目印となる地点を言う(建物や信号など)
- 曲がる方向や進む方向をしっかり言う
これは道を教えているようで、実は「目的地まで誘導」しているようにも感じます。
これを文章に置き換えると、頭の良い人が書いた文章や、何らかの成果を出せている文章は、目的に合わせて読者をしっかり誘導することができています。
そして、読者を誘導するような文章を書くには、以下のコツを利用してみてください。
- はじめに大まかな結論を書く
- 見出しを使って分かりやすくする
- 読者に行動してもらう一言を入れていく
まず最初に、だいたいの結論・要点を書いておくことで、その後の内容が理解しやすくなります。さらに、先へ読み進めてもらうために、ところどころで「見出し」を使いましょう。
そして、最も重要なコツが「読者に行動してもらう」ように後押しすることです。この先を読んでもらいたいのか、ボタンをクリックしてもらいたいのか、できるだけ一言添えるようにししてください。
これらのコツを使うと、以下の例文のようになります。
昇格や昇給に「文章力」は欠かせないスキルで、個人間で差が出やすいスキルでもあります(結論)。
■文章力が必須だと考えているビジネスマンは9割以上(見出し)
日本漢字能力検定協会(漢検)の調査データによると、ビジネスに文章力が必要だと考えているひとは96%以上。その大きな理由は以下の4つ(誘導)。
・生産性向上
・マニュアル化
・組織間連携
・テレワークこういった文章力が、昇給や昇格に影響していると答えた企業は7割。このことからも文章力はビジネスに欠かせないスキルであることが分かります。
一方、文章力を高める研修を行っている企業は3割にも満たず。やはり文章を書くスキルについては、個人で積極的に学ぶことがポイントです(学ぶ人と学ばない人では差がつきやすいスキル)。
初心者が独学を始めるなら、こちらの書籍がおすすめ!(後押し)
この文章のように「箇条書き」や「数字」を使うことも、分かりやすい文章を書くコツの1つ。
あとは、Webライティングでよく使われる文章の型を利用すれば、読者から「この人、文章うまいなあ」って思われる書き方ができます。
たとえ話を入れる(書き方③)
頭が良くて伝え方が上手な人は、話すにしても、書くにしても、わかりやすい「たとえ話」を入れています。
フリートークが面白くて安心して聞いていられる芸人さんは、この「たとえ話」とか「なにかに例える」ことがとても上手ですよね。
これは文章を書くときも一緒で、ちょっと抽象的だなあと思ったら「わかりやすい例え話」を入れてみてください。そのとき、以下のことを意識しましょう。
- 誰もが分かりやすい
- ターゲット読者に響く
- 長くならないよう端的に
たとえ話を入れたり、何かに例えたりというのは、専門的なことを分かりやすく説明するためにとても有効な手段です。
専門的で難しい内容を、読者に合わせて分かりやすく伝える努力をしていると、必然的に文章力アップにも繋がります。そうなると「文章で稼ぐ」ことも可能になるでしょう。
今回紹介した内容を踏まえ、稼げる文章を書きたい人は「文章力がない」から「文章で稼げる」ようになる勉強法を参考にしてみてください。