- 様々な勉強法があるが、目標に合わせて段階的に取り入れていく
- 効率良く学習を進めていくには、情報の選択や学習ペースが大切
- ライターに求められるのは「成果が出る」記事を書けるスキル
今回のテーマは『Webライターの勉強方法』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
Webライターの勉強方法としては、本を読んだり、ネット上で情報を集めたりといった方法が一般的です。
しかし、Webライティングを学んでスキルアップする方法は、これ以外にも数多くあります。収入をアップさせていくには、自分に合った勉強方法を見つけることもポイントです。
この記事では、筆者が経験してきた勉強方法をもとに、Webライターの勉強法、学ぶときの注意点などを解説します。
最新!WEBライターの勉強法8選
Webライターとしてスキルアップを目指したい方に、効果的な8つの勉強法を紹介します。
以下の方法は、Webライター歴8年以上になる筆者が、これまでに実践してきた勉強法です。ぜひ参考にしてください。
【Webライターの勉強方法】
- ブログ/SNS/YouTubeを参考にする
- コミュニティ内で勉強する
- 記事を書いてみる
- 検索上位の記事を分析する
- 本を読んで知識を得る
- オンラインスクールで学ぶ
- プロからフィードバックを受ける
- 生成AIへの指示の出し方を学ぶ
これらの勉強法を組み合わせることで、Webライターとしての総合的なスキルを効果的に向上させることができます。
ただし、一度に全ての方法に取り組むのではなく、自分のペースや目標に合わせて段階的に取り入れていくことが大切です。
また、定期的に自己評価を行い、弱点を克服しながら強みを伸ばしていくことで、長期的な成功につながるでしょう。
ブログ/SNS/YouTubeを参考にする
Webライターやライティングスキルの向上を目指す方にとって、ブログ、SNS、YouTubeは非常に有益な学習リソースとなります。
これらを利用することで、多様な視点や実践的なアドバイスを得られるだけでなく、最新のトレンドや技術をリアルタイムで学べます。
まずは、ブログから学ぶメリットです。
- 個人の経験や専門知識などが詳細に発信されており、特定のテーマに関する深い洞察を得ることができる
- 成功したWebライターのブログを定期的に読むことで、ライティングのテクニックや業界の動向を把握できる
次に、SNSの発信から学ぶメリットです。
- 短い文章で「簡潔に情報を伝える」練習になる
- ハッシュタグを活用することで、特定のトピックに関する最新の情報を追跡することも可能
さらに、YouTubeを活用するメリットです。
- ライティングテクニックやSEOのコツを、分かりやすく解説する動画が豊富にある
- 視覚的な学習に適しており、画面を見ながら説明を聞くことで理解が深まりやすい
これらのプラットフォームの大きなメリットは、基本的に「無料」で利用できることです。経済的な負担なく、自分のペースで学習を進められるのは、特に初心者にとって魅力的です。
また、具体的な成功事例や失敗談を通じて、実践的なノウハウを学べるのも大きな特徴です。理論だけでなく、実際のライティング現場での経験談を知ることで、より現実的な学習が可能になるでしょう。
コミュニティ内で勉強する
Webライターのスキルアップの場として、コミュニティ内での学習はとても効果的な方法です。
以下のように、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、個人学習では得られない多くのメリットがあります。
- 同じ志を持つ仲間と交流することで、互いに刺激し合い、モチベーションを高められる
- 最新の業界動向、SEOのトレンド、などの情報を効率よく入手できる
- フィードバックを受けられる機会がある(改善点や新しい視点が見つかる)
- 遠く離れていても、リアルタイムでの情報交換や質問ができる
また、自分に合ったコミュニティを選ぶことにより、Webライターとしてのスキルを格段に上げることができます。
自分の目標や学習スタイルに合ったコミュニティを見つけ、積極的に参加することで、より効果的な学習が可能となるでしょう。
記事を書いてみる
実際に記事を書いてみることも、Webライティングのスキルを伸ばすことができる方法の一つです。
理論や理屈を学ぶことも大切ですが、やはり「実践を通じて得られる経験」は何物にも代えがたいものがあります。
まずは、以下の手順で記事を書いてみましょう。
- 自分の興味のある分野、得意な話題などから「テーマ」を選ぶ
- 記事のタイトル、見出しを作る(記事の骨格を作る)
- 各見出しごとに、伝えたいポイントを列挙する
- ライティングをする(このとき細部にはこだわらない)
- 推敲をする(不自然な表現や冗長な部分を修正する)
この手順を繰り返すことで、ライティングの流れを体感し、実務感覚を養うことができます。また、自分の文章の特徴や癖に気づき、徐々に自分らしいスタイルを確立していけるでしょう。
さらに、書いた記事を「個人ブログ」や「note」などで公開することも忘れてはいけません。公開した記事は、ポートフォリオとしても利用できるため一石二鳥です。
ブログを書けば案件受注につなげられる
自分のブログを作って記事を書きたいときは、迷わず「WordPress」でブログを開設しましょう。
なぜ、自分のブログを作ってまでライティングの経験をするのかというと、それは次の段階である「クラウドソーシング」で仕事を受注するためでもあります。
また、Webライターの学びとしてブログを書くことのメリットは、以下のとおりです。
- 実績になる(ポートフォリオ)
- SEOの知識が身につく
- WordPressが使えるようになる
- 直接依頼が来ることも
- アフィリエイトもできる etc
クラウドソーシングで求められているのは、より実務的なスキルです。初心者でもOKとは言いながら、ある程度の経験がないと仕事は受注できないのが現実です。
だからこそ自分のブログを書いて、それを実績としてアピールしましょう。
しかも、SEOの知識やWordPressのスキルがあると、より条件の良い仕事を受注することができます。
WordPressの始め方については「最短でワードプレスブログを始める方法!WordPress初心者でも簡単」で説明しています。よければ参考にしてください。
検索上位の記事を分析する
検索上位の記事を分析することも、Webライティングのスキルアップには欠かせません。
上位表示されている記事には、読者のニーズを満たし、検索エンジンに評価される要素が詰まっているからです。
以下のポイントを参考にしながら、他サイトの記事から学びましょう。
- 執筆したい分野やテーマのキーワードで検索し、上位5〜10件程度をピックアップ
- タイトルの付け方に注目(キーワードを入れる場所、興味を引く表現など)
- 目次で見出しをチェック(見出しの数、並び順、使われている言葉など)
- 目次上のリード部分を分析(文章の流れ、CVポイントの有無など)
- 視覚的な要素の有無(画像、図解、グラフ、写真、動画など)
- 内部リンクや外部リンクの使用(リンクの挿入箇所、テキストリンクの文言など)
キーワードで検索して上位に表示された記事は「Googleが示す最適解」とも言えるので、上位記事の共通点や特徴などを分析しましょう。
SEO関連の本をたくさん読むよりも、ずっと効果的な勉強方法です。
また、ジャンルやテーマによって表現方法や言葉遣いなども異なります。興味があるジャンル、記事を書きたいテーマなどを中心に、色々なキーワードで検索と分析をしてみてください。
本を読んで知識を得る
書籍を通じて学ぶことのメリットは、Webライティングに必要な基礎知識を体系的に習得できる点です。
Webライター未経験者や初心者には、この記事の最後で紹介している本がおすすめで、筆者も定期的に読みなおすほど重宝しています。
また、本を読んで勉強するときのポイントは、以下のとおりです。
- 必要そうな箇所、気になる箇所から読む(最初から読む必要はない)
- 読んで気になる部分は即実践する(読むだけだと定着しない)
- 一冊の本を徹底的に読み込む(結果的に学習効率が良くなる)
書籍で勉強するにあたっては「Webライティングの基礎」や「売れる文章の書き方」や「人間の心理面」などが書かれた本がおすすめです。
このような「Webライターの基礎になる普遍的な知識」は、書籍などで学び続けるとよいでしょう。
また、SEOについては最新情報がされる頻度が高いため、書籍よりもSNSやYouTubeなどから知識を得ると良いです。
オンラインスクールで学ぶ
オンラインスクールで学ぶメリットは、短期間で必要なスキルを身につけられることです。逆に、高額な費用がかかる点はデメリットに挙げられます。
時間をお金で買って、効率的に学びたい人におすすめです。
また、オンラインスクールで学ぶ魅力として、以下のことがあります。
- Webライティングの基礎から応用まで、体系的に学べる
- 実務で即活用できる知識を、網羅的に学ぶことができる
- 課題執筆や添削指導を通じて、実際の仕事で通用するスキルを磨ける
- クライアントワークを通じて、リアルな経験を積めるスクールもある
オンラインスクールでは現役のWebライターから学べるだけでなく、ときには直接指導を受けることもできます。
この「プロからのフィードバック」を受けられることは、短期間でのスキルアップに欠かせません。そのため「添削指導」があるスクールを選ぶと良いでしょう。
そして、オンラインスクールを利用するときは受動的な姿勢ではなく、積極的に質問し、課題に取り組む姿勢が重要です。
厳選!おすすめライティングスクール
スクール名 | 特徴 |
あなたのライターキャリア講座 | ライティング専門会社の講座。プロによる添削もあり。本格的に学びたいなら人向け |
web+ Media School | ライティングを学びながら記事を書いて報酬をもらえる。プロによる添削あり。案内資料ダウンロード可 |
SHElikes(シーライクス) | 女性専用のスクール。デザインやマーケティングも合わせて学びたい人向け |
通信講座たのまな | Webライティング労務士の資格を目指せる講座。リーズナブルな料金 |
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プロからフィードバックを受ける
プロとして現役で活躍しているWebライターから、書いた記事のフィードバックを受けることはとても効果的な方法です。
経験豊富なプロの目を通して自分のライティングを客観的に評価してもらうことで、自身では気づかなかった「強み」や「改善点」を明確に把握することができます。
他にも、プロからのフィードバックには、以下のようなメリットがあります。
- 具体的かつ実践的なアドバイスを得られる(「読者の興味を引く導入部の書き方」や「SEOを意識したキーワードの配置」など)
- 褒められたり、改善点を教えられたりすることで、モチベーションがアップする
- 受け身ではなく積極的に質問することで、より深い学びとなる
プロからのフィードバックを受ける方法としては、オンラインのライティングスクールに参加したり、経験豊富なフリーランスライターに直接依頼したりする方法があります。
また、ライティングのコミュニティに参加し、そこで活躍しているプロの方々からアドバイスをもらうのも効果的です。
プロからのフィードバックを最大限に活用するためには、自己分析も欠かせません。フィードバックを受ける前に、自分の文章の特徴や課題を把握しておくことで、より的確なアドバイスを求めることができるでしょう。
生成AIへの指示の出し方を学ぶ
現在、Webライター業界で仕事をするには「生成AI」の活用が欠かせません。ChatGPT、Claude、Geminiなど、生成AIをいかに活用できるかが収入にも直結します。
しかし、生成AIは完璧なツールではないため、扱う人のスキルによって結果が大きく変わります。そのため、AIへの指示(プロンプト)は、とても重要なポイントです。
AIへの指示は「役割」「タスク」「コンテキスト」「フォーマット」の4要素がから構成するのが基本で、以下はプロプトの例を挙げてみます。
【プロンプトの例】
- 役割:あなたは美容専門家です
- タスク:20代女性向けのスキンケア記事を書いてください
- コンテキスト:最新のトレンドを3つ含め、科学的根拠に基づいて説明してください
- フォーマット:見出し、本文、まとめの構成で500字程度にまとめてください
まず、AIは膨大な情報を学習していますが、人間のような直感や経験に基づく判断はできません。そのため、明確で具体的な指示が必要となります。
さらに、AIの出力をそのまま使用するのではなく、人間の視点で編集し、オリジナリティを加えることが重要です。
AIの出力を下書きや構成のアイデアとして活用し、そこに自身の経験や独自の視点を織り交ぜることで、より価値のある記事を作成できるでしょう。
最後に、AIの利用にはいくつか注意点があります。内容の正確性、著作権、事実確認などのチェックを常に意識してください。
こちらの動画では「生成AIで記事を方法」について、実践しながら解説しています。
WEBライティングを勉強するときの注意点
WEBライティングを勉強する際には、いくつか注意点があります。
以下は、Webライターが勉強するときの主な注意点です。
- 情報の取捨選択を意識する
- 実践と理論のバランスを取る
- 時間管理を徹底する
- 技術の進化に対応する
これらを意識して勉強すれば、より効果的に学習を進められ、実践的なスキルを身につけることができるでしょう。
また、常に最新の情報にアンテナを張り、自己評価と改善を繰り返すことで、長期的な成長につながります。
情報の取捨選択を意識する
インターネット上には膨大な情報が存在するため、その中から適切な情報を見極める能力が求められます。
また、正しい情報をもとに学習を進めることが、情報過多の時代に求められる勉強方法のコツの1つです。
情報の取捨選択で気をつけたい点は、主に以下になります。
- 信頼できる情報源か(実績あるWebライターのブログや、出版社が運営するWebメディアなど)
- 自分が目指す方向性に合わせて、必要な情報だけを選ぶ(SEO、取材、セールスなど)
- 最新情報をチェックする習慣を身につける(SEO、AIなど)
- 複数の異なる情報源からの情報を比較する
- 公開日や最終更新日を確認し、できるだけ新しい情報を参考にする
また、情報を鵜呑みにせず「批判的思考」を持って接することも重要です。
どんなに信頼できる情報源からの情報でも、自分の経験や知識と照らし合わせて、その妥当性を判断する姿勢を持ちましょう。
実践と理論のバランスを取る
理論だけを学んでも実際の執筆に活かせなければ意味がありませんし、逆に実践ばかりに偏ると、自身の文章の問題点や改善すべき点を見逃してしまう可能性があります。
まず、実践を通じて学ぶことの重要性を理解しましょう。
実際に記事を書くことで、理論で学んだことを具体的に応用する機会が得られます。
- 自分のブログを立ち上げて定期的に記事を投稿
- クラウドソーシングサイトで小さな案件から挑戦
このように実践を重ねていくことで、文章構成の組み立て方や、読者を惹きつけるタイトルの付け方など、実践的なスキルを磨くことができます。
一方で、理論的な知識をしっかりと理解することも欠かせません。
- SEOの基本原則
- 効果的な文章構成
- 読者心理に基づいたライティング
これらについても「理論的な知識」を持つことで、実践での応用力が高まります。
実践と理論を組み合わせるために「学習ー実践ー振り返り」のサイクルを意識することをおすすめします。
まず理論を学び、それを実践で試し、その結果を振り返って次の学習に活かすという流れです。
時間管理を徹底する
効率的な学習と実践を両立させるには、計画的なアプローチが欠かせません。
まず、学習スケジュールを立てることから始めましょう。週単位や月単位で目標を設定し、それに向けて具体的な学習計画を立てます。
例えば、以下のように曜日ごとに勉強するテーマを決めるのも効果的です。
- 月曜日はSEOの基礎を学ぶ
- 水曜日はライティングの練習
ただし、予期せぬ事態に対応できるよう、余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。
次に、学習内容に優先順位をつけることが重要です。
Webライティングには多岐にわたるスキルが必要ですが、すべてを同時に学ぶのは効率的ではありません。
例)初心者であれば「基本的な文章力の向上」を最優先し、その後「SEO」や「マーケティング」の知識を深めていく
例えば、上記のような順序で学ぶ方法もあります。自分の現在のレベルと目標を明確にし、それに基づいて優先順位を決定しましょう。
そして、定期的な振り返りと調整を行うことが大切です。週末や月末に、計画通りに進んでいるか、効果的な学習ができているかを評価し、必要に応じてスケジュールや学習方法を見直します。
WEBライターに求められるのは「成果が出る」記事
WEBライターに求められるのは、単に美しい文章や正確な表現だけではありません。クライアントが本当に求めているのは「成果が出る」記事です。
これは、読者の行動を促し、ビジネス目標の達成に貢献する記事を意味します。
多くの初心者ライターは、文法や表現の正確さにこだわりすぎる傾向があります。それ以上に重要なのは、読者のニーズを理解し、クライアントの目的に合致した内容を提供することです。
成果が出る記事を書く(稼げるライターになる)ためには、以下の点に注意しましょう。
- ターゲットを明確にし、その層に合わせた内容と表現をする
- クライアントのビジネス目標を理解し、それに沿った内容にする
- SEOを意識しつつも、読者にとって価値のある情報を書く
- データや具体例を用いて、主張の信頼性を高める
- 読者の感情に訴えかける要素を取り入れる
成果が出るWeb記事を書くには、ライティングスキルだけでなく「心理学」や「マーケティング」の知識も必要です。
そして、読者のニーズや悩み、検索する意図などを理解し、それに対する解決策を提示することで、より説得力のある記事を書くことができます。
WEBライターとしての成功は、クライアントの満足度と直結します。幅広い知識とスキルを身につけることで、真に「成果が出る」記事を書けるライターとして成長することができるでしょう。