- フリーランスだからできること、フリーランスで得られるチャンスはたくさんある
- フリーランスのリスクは、収入面だけではない
- フリーランスをやめた人たちの意見を参考に、しっかり準備をしておく
今回のテーマは『フリーランスになる前に知っておきたいこと』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
近年、フリーランスという働き方が浸透してきており、会社員からフリーランスへ転身する人、育児をしながら在宅フリーランスで働く人など、フリーランスで活動している人は年々増えています。
ただし、わたし自身の経験から言えることは「勢いだけでフリーランスにはなるな!」ということです。最低でも以下のことは知っておくと良いでしょう。
- フリーランスだからできること
- フリーランスが味わうリスク
- フリーランスを辞めた人の意見
この記事では、こういったことをお伝えします。フリーランスになるには「しっかりと準備しておく」ことがとても大切です。
いま、フリーランスになろうかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
- Webライター歴:7年目(2017.4〜)
- 主な活動:SEOライティング、記事構成・修正、ブログ運営、ディレクションなど
- 執筆経験:BtoB企業サイト、BtoCメディア、接骨院、人材派遣、ソフトウェア、など
- 執筆本数:1,000記事以上
- YouTube:ライター・フリーランス情報など配信中
フリーランスだからこそ「できること」
フリーランスで活動することによって、さまざまなメリットや恩恵を受けられます。自分自身の人生を充実させるためにも、フリーランスでしか得られないチャンスを活かしましょう。
ちなみに、フリーランスになると以下のようなチャンスが広がります。
- スケジュールを自由にできる
- 場所に縛られず自由に働ける
- 価格設定を自己裁量でできる
- 幅広くスキルや経験を積める
- 個人ブランディングができる
フリーランスになると、仕事をする時間帯、1日に働く時間、仕事を休む日など、自分の裁量で決めることができます。また、Web系フリーランスだと「リモートワーク」がほとんどであり、働く時間だけでなく「働く場所」も自分で決められます。
その結果、今まで以上に「ワークライフバランス」を大切にすることができ、プライベートや家族との時間を大切にながら働けるでしょう。
画像引用:フリーランス白書2023
働く環境、ワークライフバランス、といった点は、フリーランスの満足度が高い項目の1つです。
また、フリーランスでは、自分自身が提供する商品やサービスの価格も、自分の裁量で決めます。価格設定は意外と難しく感じるものですが、以下のような目的で価格設定する方法もあります。
【価格設定を高くするとき】
- 利益を最大化させたい(薄利多売をしない)
- ブランド力をつけたい(品質イメージのアップ)
- ターゲットを絞りたい(高価格帯)
- コストを早く回収したい(時間的コストも含む)
- サポートやサービスの充実を図りたい
【価格設定を低くするとき】
- 新規顧客を獲得したい
- 活動実績を作りたい(口コミなども)
- 取引を増やして認知度を高めたい(潜在顧客へのアピール)
- 競合相手よりも多く仕事を取りたい
また、フリーランスで活動していると様々なクライアントやプロジェクトに携わることになるため、幅広くスキルや経験を積むことが可能です。スキルや経験値がアップしていくと、より高い価格設定ができるようになります。
身につけてきたスキル、得てきた経験、こういったものをSNSやブログなどで発信すれば、イメージアップや個人ブランディングにも役立ちます。フリーランスとしてブランド力が高まると「個人でも影響力を持てる」ようになるのも、フリーランスの魅力の1つです。
ここまで紹介してきたようなチャンスがフリーランスにはあるので、ぜひチャンスを活かして充実した働き方をしていきましょう。
フリーランスが経験するリスク
フリーランスとして働くことは「自由度が高い」という一方で、いくつかの「リスク」も存在します。フリーランスのリスクについても、しっかり把握して検討することが大切です。
フリーランス未経験者が知っておくべきリスクは、主に以下のものになります。
- 収入が不安定になりやすい
- 保険料の全額負担/福利厚生がない
- 事務処理や経理もやる必要がある
- 仕事上のトラブルも自分で解決するしかない
- 働き過ぎて体調を崩してしまう可能性も
フリーランス最大のリスクは、やはり「収入の不安定さ」です。突然契約を打ち切られたり、仕事が取れない期間があったりするため、どうしても収入は不安定になりやすいです。
収入面が不安でフリーランスを始められないときは、収入面の対策についても考えておきましょう。
また、収入を安定させるには「長期契約の仕事」や「複数の取引先と契約」といったことがポイントです。フリーランスの仕事の取り方についても紹介しているので、こちらも参考にしてください。
また、収入の不安定さというのは逆の見方もあり、仕事のやり方次第で「収入は青天井になる」ということです。
その他、以下のようなリスクも頭に入れておきましょう。
【保険料の全額負担/福利厚生がない】
- 当然ですが、サラリーマンのように福利厚生は受けられません。厚生年金を継続するなら全額自己負担となりますし、国民健康保険に切り替えるなら国民年金も支払わなければなりません。
【事務処理や経理】
- 請求書の作成、確定申告、税金の支払い、契約書の作成など、すべての事務・経理作業を自分でやらなければなりません。
【仕事上のトラブル】
- 万が一、取引先などとトラブルになった場合は、すべて自己責任で処理するしかありません。最悪の場合、損害賠償などに発展するケースもあります。
【過労による体調不良】
- 収入の不安定さを恐れるあまりキャパシティを超える仕事量を引き受けてしまい、かえって「ライフワークバランスを崩す」ケースもあります。
サラリーマン時代には給料から天引きされていた支払いも、フリーランスになると自分で支払う必要があります(税金・年金・公的保険など)。毎月の支払い額を把握しておきましょう。
損害賠償などのトラブルに巻き込まれたときのリスクを軽減するために、フリーランス用の損害賠償保険もあります。たとえば、フリーランス協会(一般社団法人)の有料会員では、賠償責任保険や弁護士費用保険などが付帯されています。
フリーランス未経験の人は、こういったリスクやリスク回避方法を知った上でフリーランス活動をスタートすると良いでしょう。
フリーランスをやめた人の意見
それでは、フリーランスを辞めた人たちの意見などを取り上げながら、そこから学べるポイントを紹介します。
以下のような「先輩フリーランサーが後悔した点」をあらかじめ知っておき、スムーズにフリーランス活動が始められるよう教訓にしておきましょう。
- 財務計画を立てずに始めてしまった
- 人脈作りへの投資が足りなかった
- 自分の健康や家族との時間を犠牲にした
- 事務作業の準備不足や外注を検討しなかった
- 契約書の作成や法的相談を怠った
収入の不安定さを理解した上で、フリーランスになる前に「緊急資金」や「営業活動の基盤構築」など、財務面や仕事獲得の準備をしておくことが大切です。また、コミュニティなどへも積極的に参加して、人脈作りをしておきましょう。
フリーランスは自由に働けるメリットがある一方、一歩間違えるとワークライフワークバランスを崩しやすいです。仕事量やスケジュール管理をしっかりして、仕事のし過ぎには気をつけましょう。
専門スキルを活かした仕事以外にも、フリーランスには抱える業務が多くあります(以下は主な例)。
- 事務作業(請求書、契約書などの作成)
- 経理作業(確定申告、各種支払いなど)
- 営業活動(仕事への応募、直接営業など)
- マーケティング活動(SNS、ブログなど)
たとえば「クラウドソーシング」や「エージェントサービス」などで仕事や案件を見つければ、大半の事務作業から解放されます。そのため、自分自身の仕事に集中できます。あるいは、事務や経理などのバックオフィスを外注する方法もあります。
また、契約書の作成や契約書のチェックなどはクライアントとのトラブル回避にも重要なことなので、自信がなければ専門家の相談を受けるようにましょう。
先ほど紹介したフリーランス協会の一般会員では、税務や法務の専門家へ気軽に相談できる「コクリエ士業オンライン」が使い放題になります。こういったサービスも利用すると安心です。
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