- ブログが続けられない最大の理由は「ペース配分」にあります。
- 3ヶ月くらいは「準備期間」だと思ってブログを書いていくといいです。
- ブログを3ヶ月続けられたら、1年以内に稼げる確率は高くなるでしょう。
今回のテーマは『頑張らなくてもブログを続けられるコツ』について!
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
最近、Twitterとかでも「ブログが3ヶ月も続かない」とか「ブログを書く時間がない」っていう愚痴を見かけることがあります。
そういった話を耳にするたび、たぶん「100記事くらい書けば稼げる」とか「毎日記事を書けば稼げる」といった根拠のない理屈に、縛られすぎちゃってんだろうなあって思うんです。
- ブログ歴:約5年(2017.4~)
- 月間PV数:最高20万pv
- 運営中ブログ:3つ
- 記事数:300〜400記事くらい
わたしもブログ1年目のとき「見事なくらいに挫折した経験」をしたこともあり、最初の頃なんて「辞めたり復活したり」の繰り返しでした。
でも、なぜ続けられないのかを突き詰めていった結果、いまでは5年以上ブログを続けられています。
ということで今回は、わたしがブログを「5年以上も続けられて」いて、毎月安定して「稼げるようになった理由」をお伝えしていきます。
また、ブログで成果を出す秘訣を『ブログの始め方と賢い運用方法』でも解説しているので、ぜひこちらも併せて参考にしてください。
ブログが続かない理由と対策
まずデータを見てみると、ブログを3ヶ月とか1年続けられる確率ってあまり高くありません。
【2008年】総務省のデータ
- ブログが1年継続する確率・・・30%
- ブログが2年継続する確率・・・10%
- ブログが3年継続する確率・・・3%
これはちょっと古いデータで「月1回以上の更新」という条件。それでも1年間ブログが続く確率は、約30%という低さです。
はてなブログ2万件のデータ(2017)
- 3ヶ月続くブログは70%
- 1年間続くブログは30%
- 2年間続くブログは10%
こちらは比較的新しいデータで、2万件のはてなブログを調査対象にしたものです。
「3ヶ月に1回以上更新」というかなり甘い条件にもかかわらず、1年間続くブログは30%という低さでした。
- 開始から年数が経つにつれ、ブログの継続率は下がる
- 3ヶ月続けられるのは全体5割以下と予想できる(更新頻度の条件を厳しくすると)
データだけを見るとちょっと悲観的に感じるかもしれませんが、実際にブログを書き続けてきて思うのが「ブログって書き続けてたら稼げる」のは間違いないし、たくさんの人に読んでもらえるようになるということ。
だから「3ヶ月も続けられなくて」ブログをやめてしまう人を見てると、正直もったいないなあって思うんです。
そしてわたしの経験上、ブログが続かない理由は以下の3つに集約されると思います。
- 自分のペースに合っていない
- ブログに書くネタが尽きる
- 書くことが好きじゃない
それでは、これらブログが続かないことへの対策をお伝えしてきます。
自分のペースに合っていない(続かない理由①)
ブログで挫折する一番の理由は「自分のペースに合っていない」から。
ブログを始めたときって「妙にやる気に満ち溢れてる」から、ついついオーバーペースになってしまうんですよね。
- 早いとこ100記事を書いてしまおう
- とにかく毎日欠かさず記事を書こう
- ブログを書くために睡眠時間を削ろう etc
こんな感じで、急に無理をして「自分のペースとか生活リズム」を変えるから、3ヶ月も続かずにブログをやめてしまうんです。
ブログを始めるって決意してから「1週間」とか「1ヶ月」ならモチベーションもかなり高くて作業も続けられるんですが、無理なペースってやっぱり3ヶ月と続きません。
ダイエットとか習い事が三日坊主になるのも、無理なペースの典型例ですね。
- 100記事書けば稼げる
- 毎日更新すれば稼げる
こういったブログにありがちな論調に振り回されている人ほど、すぐにブログを辞めてしまう傾向があります。
ブログを長く続けていくには、記事を書くのに「どれだけの労力が必要か」を知ることが一番大切です。
最適なペースを掴むために作業時間を測ろう
まずは、1つの記事を書き上げるのに「どれくらい時間がかかるか」を、自分で知っておくことが大切です。
そうすることで、無理なくブログを続けていける「最適なペース」を見つけることができます。
たとえば、1記事を書くのに「5時間」かかるとしたら、以下のように考えるのもあり。
- ブログに費やせる時間は1日2時間だから、3日で1記事を書くペースだな
- 休日になったら1日で1記事を書くことができるな(もしくは2日で1記事)
- 1日に5時間を確保できれば、毎日ブログを書いて投稿できるな
こんな感じで「どれくらいのペース」でブログを更新していけるか、だいたいの目標を設定することができます。
このザックリした「ペース配分」というのがポイントで、ペース配分を考えずに「毎日更新だ!」とか「はやく100記事書くぞ!」って意気込む人ほど、ブロガーとして長続きしません。
もしも、ブログを始めてから3ヶ月も経っていないのに「もう続かなさそう」って思ったら、1記事を書くのに「どれくらい時間がかかるか」を測ってみてください。
ブログに書くネタが尽きる(続かない理由②)
自分のペースで書いているのに、突然ブログが続かなくなってしまうことがあります。
それは「ネタ切れ」を起こしてしまうから。
だいたい、以下の感じでネタが尽きていきます。
- ネタのストックが無くなる
- キーワードが見つからなくなる
- 似たような記事が増えてくる
ブログを書き始めたときは、ネタのストックもあるし、記事にしたいキーワードも残ってるし、ブログが書けなくて困ることはありません。
でも、ブログの記事が増えてくると「狙うキーワードが無い」とか「記事の内容がかぶる」といったことに。これがネタ切れの前兆です。
ネタが尽きそうになったら、すぐに対策しておこう
ブログのネタが尽きた、ネタが尽きそうだ、こうなったらすぐに対策をしましょう。書くネタさえあれば、ブログは続けられます。
わたしの場合は、以下の方法をつかってネタ切れ対策をしています。
- キーワードを調べ直す
- SNSで情報を探す
- YouTubeで情報を探す
- 5W1Hの視点で見直す
- テレビ欄や番組表を見る
- 大規模なイベントを探す
- 季節イベントや定期イベントを探す
こうやってブログのネタを探しをしているので、常に10個くらいはネタのストックがあります。ブログが続かないどころか、書く時間が足りなくて困るくらいです。
また、これらのネタ切れ対策法は『ブログに書くことがないときの解決法』で詳しく解説しているので、ネタ切れしてきたら参考にしてみてください。
このネタ切れ対策の中でも「キーワード調べ」と「5W2Hの視点」というのは超重要です。キーワードについては「ラッコキーワード」というツールを使えば網羅的にキーワードが調べられます(無料プランでOK)。
書くことが好きじゃなかった(続かない理由③)
ブログを始める人のほとんどが、ブログで「稼ぎたい」という気持ちだと思います。それは悪いことではないです。
だから、稼ぎたいと思ってブログを始めたけど「書くことは好きじゃなかった」という人は、ほぼ100%と言っていいくらいブログが続けられません。
なので、書くことが好きじゃないと分かったら、別の手段を考えてみましょう。
- TikTok
- YouTube
文章を書かなくても稼げる手段はいくらでもあるので、ブログにこだわる必要はありません。すぐ別の方法を考えましょう。
また、書くことは好きだけど「まだ苦手」だと感じているなら、必ず上達していくので全然心配する必要はありません。
わたしがブログを書くときに「参考にしてきた本」を最後に紹介しているので、よければ参考にしてみてください。ブログのスキルアップに役立つと思います。
ブログを始めたら3ヶ月かけてペースを掴もう
ここからは、ブログを続けながら「なるべく早く成果を出す」ための秘訣を、経験を踏まえつつお伝えしていきます。
まず、ブログを始めてから3ヶ月間は、自分のペースを掴む「準備期間」だと思って記事を書きましょう。とはいえ、できるだけ質の高い記事を書くためにも、あらかじめ作業工程を分解しておくといいです。
わたしの場合は、以下のような工程で記事を書いています。
- キーワードを探す
- タイトルを決める
- 各見出しを決める
- 冒頭文や本文を書く
- 写真や画像を選ぶ
- 記事を投稿する
- SNSなどでシェアする
だいたいこんな手順で記事を書いていますが、どんなに時間があっても1日で書き終えることはしません。
なぜかというと、あえてペースを崩したくないのと、書き終えた記事を見直すことで「記事の質」を上げられるからです。
3ヶ月で「ペースを覚える」
自分なりに「記事の作成工程」を作ったら、それぞれの作業にかかる時間をザックリ測ります。
それができたら、1日にブログ作業に使える時間と照らし合わせながら、何日かけて1記事を書くのかを決めていきましょう(これがポイント)。
現在わたしは、1日「2〜3時間」をブログに費やす時間と決めているので、以下のようなペースで作業をしています。
- ペース:3日間かけて1記事を書く
- 1日目:キーワードを探し、タイトルと見出しを決める
- 2日目:冒頭文や本文を書きながら、見出しを見直す
- 3日目:画像を作成して、本文を見直す。完成したら投稿(SNSにも)
文字数が多くなりそうな記事のときは「見出しも多くなる」ことが多いので、タイトルと見出し決めに時間をかけています。
また、長文記事のときは「目次」に表示される見出しがキーポイントですから、読みたい内容が書かれているかが分かるような見出しをつけましょう。
この記事もわりと長文(5,000文字くらい)なので、目次だけでも内容が伝わるような工夫をしています。
- ペース:2日間かけて1記事を書く
- 1日目:キーワードを探し、タイトルと見出しを決める。冒頭文を書く
- 2日目:本文を書き、画像を作成する。見直しを終えたら投稿する(SNSにも)
1,500〜2,000字くらいの比較的「文字数が少ない記事」を書くときは、見出しの数も少ないので1日目に冒頭文まで書いてしまいます。
短い記事では「冒頭文で読者の心をつかむ」ということを意識していきましょう。
こうやって無理せず「自分のペース」で書いていくことで、記事の質を高めていくこともできます。
そして「記事の質を上げる」
記事を投稿することが目的になってしまうと、いくら記事を書こうが質を上げることは難しいです。
しかし、毎日更新とか100記事投稿などに惑わされず、自分のペースでじっくり記事を書いていけば「記事の質を上げていく」ことができます。
- 読者の気持ちを考える
- 分かりやすく具体的に書く
- 投稿する前に見直す
こういったことを意識しながら記事を書いていけば、書くたびに記事の質は高くなっていきますよ。
慣れてきてもペースは守るのがコツ
少しだけ「ペースに余裕をもたせておく」ことで、文章を見直す時間もできますし、ライバルブログを研究したりでき、効率よく記事の質を高めていけます。
今回紹介した方法はあくまでも方法論の1つですが、なかなかブログが続けられない人には役立つと思うので参考にしてみてください。
自分なりのペースを掴むことができれば、頑張らなくても1年、2年と続けられるようになっていきますよ(わたしはこの方法で4年以上続いてます)。
ブログが3ヶ月続いたら1年以内にブログを収益化できる
自分のペースを探りながら、ブログを3ヶ月続けることができたら「1年以内に稼げる」確率はかなり高くなります。
ですから、ブログを始めたらなんとしても1年は続けたいところです。
しかも、最低でも1週間に2記事くらい書いていければ、読者からのアクセスって徐々に増えていきます。
- 3日に1記事ペース:10ヶ月で100記事
- 2日に1記事ペース:1年間で180記事
1年間で100記事くらいというのが、無理なく続けられてアクセスも集まる妥当なペースだと思います。
わたしがブログを始めたときも、これくらいのペースで記事を書いていました。
そうしたら下図のように、だいたい3ヶ月を超えた頃からアクセスは伸び始めていったんです。
こうやってアクセスが伸び始めると「ブログの収益化」もしやすくなるので、1年以内の収益化を目指していきましょう。
そのためには、ブログを始めるときから「アフィリエイト」を意識して、記事を書き続けていくといいです。
アフィリエイトでの収益化を目指す
記事に広告を貼って収益化する方法は、ブログへのアクセスが10万、100万といった単位にならない限りかなり非効率です。
というわけで、ブログで収益化をするなら「アフィリエイト」をまず始めましょう。
- ASPに登録(無料)
- 商品やサービスを選ぶ
- 記事の中で商品を紹介する
このように、やり方も簡単ですし、コストは一切かからないですから、ブログを書くならアフィリエイトは収益化にもってこい。
アフィリエイトを始めるときは商品やサービスが多く揃っている、以下の大手3社ASPには必ず登録してください。
ブログを書くことに慣れてきたら、ぜひアフィリエイトにも挑戦してみましょう。
のんびりでもいいので、まずは3ヶ月ブログを続けてみて「自分なりのペース」を作ってくださいね。
最後になりますが、ブログで成功するための流れを『ブログの始め方と賢い運用方法』でまとめて解説しているので、よければ参考にしてください。