ポイント!
  • カテゴリーが増えて専門性が薄れてきたら「2つ目のブログ作成」を視野に入れましょう。
  • 新しいブログを作ったら、旧ブログから「記事を移管」してください。
  • SEOの観点からもブログの「専門性」や「信頼性」を高めていくといいです。

トール

今回のテーマは『増えすぎたカテゴリーを減らして、ブログの専門性を高める方法』について!

どうもー!トールです(@tooru_medemi

ブログの運営が長くなっていくにつれ、書いてるネタの範囲もどんどん広がって「雑記ブログ」のようになっていくことがあります。

わたしが最初に始めたブログ(メデミ研究所)も、当初は特化ブログでした。でも、気が付けばカテゴリーが増えすぎて「まとまりのないブログ」になってしまいました。

わたしの「ブログ歴」2022.5 現在
  • ブログ歴:約5年(2017.4~)
  • 月間PV数:最高20万pv
  • 運営中ブログ:3つ
  • 記事数:300〜400記事くらい

では、徐々に「雑記っぽく」なってしまったブログを、どうやって特化ブログに戻したのか簡単に説明します。

  1. YouTube関連のブログをスタート
  2. 200記事を超え、徐々にネタがなくなる
  3. ブログのノウハウについて書き始める
  4. アフィリエイトについて書き始める
  5. メルマガのノウハウについて書き始める
  6. ライティングのノウハウについて書き始める
  7. ゲームについて書き始める
  8. ライブ配信について書き始める
  9. 新しいブログを立ち上げ、記事を移管する

こういった経緯があり、ブログやライティング関連の特化ブログとして当ブログを立ち上げました。

数年前なら、ジャンルを広げながら多くの読者を集める手法が通用していたんですが、最近は「EAT」が重要視されるようになっています。

なので、より専門性をアピールできるよう「ブログをスリム化」させようと思ったんです。

  • コンテンツは、明確な情報源、関係する専門知識の証明、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(著者ページへのリンクやサイトの概要ページなど)など、掲載されている情報が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供しているか。
  • コンテンツを制作しているサイトを調査した場合、そのトピックに関する権威者としてそのサイトが信頼されている、または広く認識されているという印象を受けるか。
  • コンテンツは、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか。
  • コンテンツに明らかな誤情報がないか。
  • お金や人生に関連する問題について、このコンテンツを安心して信頼できるか。

引用:Google検索セントラル

ブログの専門性や特徴を維持するためにも、ジャンルが異なる記事を書くなら別ブログを作ったほうがいいという判断です。

わたしのように、すでに雑記みたいなブログになってしまった場合、できれば分けてブログを運営していくのがおすすめ。

ということで今回は「2つ目以降のブログの作り方」について解説していきます。

また、ブログで稼ぐためのヒントを『ブログで収入を得ていく手段と方法』でも解説しているので、ぜひこちらも併せて参考にしてみてください。

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2つ目以降のブログを作るメリットとデメリット

わたしは現在「3つのブログ」を運営していて、外注でライターにお願いすることもなく「すべての記事」を自分で書いています

複数のブログをやっていると、メリットもあれば正直デメリットもあるのが現実です。

複数のブログを運営するデメリット

ではまず、デメリットに感じたことからお伝えします。

デメリット
  • 労力が分散しやすい
  • 更新頻度が下がる
  • ドメインパワーが低い

それぞれのブログに紐づける「SNS」や「YouTube」を新しく作ったので、そちらへの労力を割く必要がありました。

いま考えると、複数のブログ運営に慣れるまではSNSなどのアカウントは作らないのもありだと思います。

あとは、2つ以上のブログを同時にやるので「単純に更新頻度が下がる」という問題です。

  1. 新しい記事を週1回更新していた
  2. ブログが2つに分かれる
  3. 各ブログの更新頻度が隔週になる

今までと変わらないペースで記事を書いていても、2つのブログそれぞれに新しい記事を投稿していくことになります。

こうなると、記事を書いている側としては今までと同じペースだと思っていても、Google側の判断は違うんです。

記事の更新頻度が下がる

Googleはブログ単位で判断するので、既存のブログについては「更新頻度が下がった」と認識されるわけです。

また、新しいブログについては「更新頻度が高くない」と認識されるので、ドメインパワーを上げるのに時間がかかります。

もちろん更新頻度がすべてではないので、あまり気にしなくても良さそうですが(コンテンツの質とか専門性が大切)。

ブログ複数運営のメリット

では次に、メリットだと思うことについて紹介します。

メリット
  • より専門特化したブログになる
  • 読者やGoogleから信頼される
  • A/Bテストのような比較ができる
  • 余分な費用がかからない

増えすぎたカテゴリーを整理するので、より専門性がある特化ブログになりますし、もちろん読者やGoogleからも信頼されるブログになっていきます。

専門特化して信頼性があるブログというのは、当然ながらSEO的にも有利です。

また、A/Bテストのような比較検討を同時進行で行うことができます。

  • どこに広告を貼ると反応がいいか
  • 広告の数はどれくらいがベストか

この他にもアイデア次第で、いろいろな比較ができるはずです(同時進行だから効率がいい)。

さらに、サーバー代などのコスト面が気になる部分でしたが、わたしの場合は「実質1円」でブログを作ることができました。

2つ目のブログを作ったとき、実際にかかった費用は以下のとおり。

  • ドメイン料金:1円(2年目以降は1,298円/年)
  • サーバー代:無料
  • テーマ代:無料

まったくコストがかからなかった、これが一番のメリットなのかもしれません。

また、専門家ブログを運営するにあたり、役に立った本をこの記事の最後に載せてあります。よければ参考にしてください。 

2つ目以降のブログの立ち上げ方

冒頭でもお伝えしたように、わたしのブログはカテゴリーが多岐にわたってきてました。

そこで、まずは大きく2つに分けることに。

  • 映像系:YouTube/ライブ配信など
  • ライティング系:ブログ/メルマガなど

元々はYouTube関連のブログとしてスタートしたので、映像系は残したままライティング系の記事だけを切り離して新しいブログへ移行することにしました。

1つ目のブログ開設時から「エックスサーバー」を利用しているので、ここからはエックスサーバーを利用した2つ目以降のブログの作り方になります。

エックスサーバーで新しいドメインを取得する

エックスサーバーでもドメインが取得できるので、こちらで新規ドメインを作ります。料金は1年目は1円でした。

  • エックスサーバーにログイン
  • 「ドメイン取得」をクリック

エックスサーバーにログイン→ドメイン取得をクリック

  • 取得したい「ドメイン名」を入力
  • 使いたい「ドメイン」にチェックを入れる

取得したいドメイン名を入力

  • 「ドメインを検索する」をクリック

ドメインを検索するをクリック

  • ドメインの登録年数を選択(1〜5年)
  • 「利用規約」にチェックを入れる
  • 「支払いへ進む」をクリック

登録年数を選択→利用規約に同意をチェック→内容の確認と支払いをクリック

  • 支払い方法を選択して「決済画面へ進む」をクリック
  • 決済情報を入力する

支払い方法を選択→決済画面へ進むをクリック

  • ドメインが追加されていることを確認
  • 「サーバー管理」をクリック

新規ドメインが追加されたことを確認→サーバー管理をクリック

  • 「ドメイン設定」をクリック

ドメイン設定をクリック

  • 「ドメイン設定追加」をクリック
  • 「ドメイン名」を入力
  • 「独自SSLの利用」と「Xアクセラレータ」にチェックを入れる
  • 「確認画面へ進む」をクリック

ドメイン設定追加をクリック→ドメイン名を入力→確認画面へ進むをクリック

  • 内容を確認して「追加する」をクリック

追加するをクリック

  • URLが「https://」になっているのを確認
  • 「WordPress簡単インストール」をクリック

WordPress簡単インストールをクリック

URLをクリックすると「無効なURLです」と表示されたら、1時間くらい後に再確認してください。公式サポートによると、反映までに数分〜1時間くらいかかるとのこと。

エックスサーバーのWordPress簡単インストールを使う

次に、ワードプレスをインストールをしていきます。

  • 「ブログ名/ユーザー名/パスワード/アドレス」を入力
  • 「確認画面へ進む」をクリック

必要事項を入力→確認画面へ進むをクリック

  • 内容を確認して「インストールする」をクリック

内容を確認してインストールをクリック

インストール完了後、WordPressの「管理画面URL」をクリックしても「無効なURLです」と表示された場合、1時間くらい待ちましょう。

もし1時間経っても変化がないようでしたら「キャッシュの削除」か「強制再読み込み」を試してみてください。

  • 「Command」 +「Shift」+「R」(Google Chromeの場合)
  • 「Command」 +「F5」(Safariの場合)

アドレスを「Http→Https」へ変更する

サイトをSSL化することは、セキュリティにも、SEOにも、とても重要なので、アドレスをHttpsへと変更します。

  • 設定にある「一般」をクリック

ワードプレスの設定から一般をクリック

  • アドレスの先頭「http」→「https」へ変更する

httpsへ変更

  • 「変更を保存」をクリック

変更をクリック

これで2つ目の新しいブログが開設できました。

あとは新しいテーマをインストールすればOKで、今使っているブログテーマが「複数ドメインで利用可」であれば新規購入する必要もありません

記事を移管してリダイレクト設定をする

2つ目のブログを作ったら、旧ブログから新ブログへと記事を移管します。

わたしが実際にやった方法は以下のとおり。

  • ライティング系の記事を新ブログへ移管
  • SEO評価を落とさないためにリダイレクト設定

この2つの作業をしておけば、元ブログの記事URLをクリックしても新ブログが表示されます

具体的には、以下の手順で作業を進めるだけです。

記事の移管手順
  • プラグイン「DemomentSom Export」をインストール
  • このプラグインを使って、2つ目のブログへ記事を移管する
  • エックスサーバーで「リダイレクト設定」をする

具体的なやり方は、ハナユルリさんの「ワードプレスの記事を別サイトに移行&リダイレクトする方法」という記事がとても参考になると思います。

わたしの場合、この方法で2つ目のブログへ約60本の記事を移管しました。

新ブログへアクセスを流しましょう

新ブログへ記事の移管とリダイレクトができたら、あとは新ブログへアクセスを集めましょう。

わたしは、すぐにできる方法を使いました。

  • 運用中のSNSで宣伝
  • 旧ブログ記事に新ブログ記事のリンクを貼る

すでに使っているSNSで新しいブログや移管した記事をシェアしたら、多くのフォロワーさんアクセスしてくれました。

あとは、旧ブログの記事に「新ブログへ移管した記事」のURLを貼ってリンクさせたので、旧ブログからのアクセスも増えました。

もちろん、記事を移管するので旧ブログのアクセスは減りましたが、それぞれのブログの専門性が高まったおかげで数ヶ月後にはアクセスも伸びたので良かったです。

  • 新ブログはドメインパワーが弱いので、アクセスを集めつつ気長に運営する
  • 旧ブログはより専門性を高めていけば、アクセスはすぐに回復する

実際にやっていく中で、この2点が大切だなあと感じました。

1つのブログに固執して「どんどん雑記っぽく」なってしまったら、早めに見切りをつけて2つ目の新しいブログを作ってみましょう。

最後になりますが、ブログで収入アップするノウハウを『ブログで収入を得ていく手段と方法』でまとめて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

専門ブログを作るとき参考にしている本です